JR日光駅 近代化産業遺産
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2024.04.02
3年ぶりにJR日光駅にやって来た。この駅には、「歩いて行こう日光街道」を歩いた際に立ち寄っていた。
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JR日光駅は、1890年(明治23年)開業の木造建築の駅で、JR日光線の終点であり、起点駅は、JR宇都宮駅となっています。開業当時は国鉄が宇都宮駅-日光駅間で列車の運行を開始し、JR宇都宮駅からの所要時間は普通列車で約40分くらいで結んでいる。
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駅舎は、宇都宮市で産する大谷石を使って建てられ、明治のロマネスクの香りを残す名建築として知られ、日光金谷ホテルと日光観光関連遺産として、経済産業省の近代化産業遺産に登録されています。
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駅舎内に入れば、格式の高さが窺えしれ、駅舎内だけで無くホームにおいても、壁、柱のカラーを統一され、それに合わせた看板などの独自フォントと統一されたデザインが特に好印象を招いている、夜にはライトアップもされ、白亜の駅舎が幻想的な姿が浮かび上がります。
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駅長室の隣には、大正天皇が田母沢御用邸を訪れたときに休息した貴賓室が、当時のままに保存されていますが、現在は一般公開はされておりません。
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そんな日光の玄関口には2つの駅あり、JR日光駅と東武日光駅で、JR駅舎は近代化産業遺産に登録されている程の風格があるが、いまでは基本的に普通列車しかやってこないのに 対して、東武鉄道は特急列車が盛んにやってくる、東京からの乗車客は圧倒的に東武が独占状態と成っていた。
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年間を通して国内や海外からの観光客が多く訪れる世界遺産日光の玄関の一つが、古く美しい姿を見せる大正時代の白亜の洋館「JR日光駅舎」。
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浅草から直接乗り入れることが出来る東武鉄道に乗降客で負けているが、皇族利用する駅として格式が高い。駅舎2階の旧一等車利用者用待合室は、素晴らしい。1階にはツーリストインフォメーションセンターもあり列車で訪れる観光客の道案内に活躍している。