直ちゃん チキン南蛮発祥の店


2023.10.08 チキン南蛮発祥の店「直ちゃん」に12年ぶりにやってきた。確かうまかったな~もう一度食べてみたかったが、容易にいける距離じゃない、お店の外観こそうっすらと覚えているが、でもそれ以上記憶は消え去っていた。


今回の旅行で営業日と時間がどんぴしゃり合致することで食べていく計画を立てていた。夕刻お店に到 着し分けなく着席できた。もっと行列が出来ているのかと思っていた予想が外れ安堵した。


チキン南蛮は、洋食店で修業した初代主人が考案し、チキン南蛮発祥の店である。


チキン南蛮定食1000円は、フワフワのチキンフリッターをサッと特製ダレを掛けて食べる。甘酸っぱいあっさり味がうけるのかもしれないが、拙者にはもう少し濃くても良いと思った。


日向鶏のたたき風定食1100円も人気らしいが、次回があればそちらも食してみたいものだ。タルタルソースのイメージが強いチキン南蛮だが、元祖にはタルタルがありません。特徴的なのは、その“ころも”。チキン南蛮の特徴である卵液にくぐらせて揚げることで、サックリ感のあるころもに仕上がります。


また、チキン南蛮のもうひとの特徴である“甘酢”は、やわらかな風味のやさしい味わいですよ。店内はカウンター9席と奥に座敷があるようだ、待たずに座れたがすぐに満席となった。店内では自家製だれの販売もしていた。525円。注文は勿論チキン南蛮だが、この店の特徴はタルタルソースがないタイプで甘い醤油だれのソースで、丸いチキン揚げの上に黒くなった揚げ物は、チキンを揚げている最中に卵を菜箸で垂らして独特の飾り(何故行っているかは不明)にしている。では頂きます。チキンが柔らかくて美味しい、又ザクザクキャベツが胸焼けを防ぐ意味合いだろうか妙に合うコンビネーションだ。生肉の胸肉はとても美味しく価格900円は大満足。拙者はチキン南蛮と行ったらタルタルソース添えしか食べたことがなかったのでより新鮮であった。タルタルソースを付けると本来の鶏肉のうまさがタルタルソースで消されてしまっていると急に思った程、ここの鶏肉は旨かったのだ。もともとは、かつて宮崎県延岡市内にあった洋食店「ロンドン」で昭和30年代に出されていた賄い料理がその原型である。「南蛮」漬けというその名の示すように、この料理は当初アジの南蛮漬けなどと同様に、衣を付けて揚げた鶏肉を甘酢にさっと浸したものであった。「ロンドン」での修行を経て大衆食堂お食事の店「直ちゃん」を延岡市内に開いた後藤直が、1964年(昭和39年)に、慣れ親しんだ賄い料理を商品として開発。安価で手に入りやすい鶏の胸肉を使った料理として一品150円で売り出した。これがチキン南蛮の始まりである。なお、当時から現在にいたるまで、「直ちゃん」のチキン南蛮は甘酢に浸しただけの純粋な南蛮漬けであり、その後一般的に使われるようになったタルタルソースは用いられていない。


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