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古遠部温泉  天然記念物級の温泉


さあいよいよ古遠部温泉へ行こう。古遠部温泉(ふるとうべ)は、青森県
平川市碇ヶ関西碇ヶ関山にある山あいの一軒宿の温泉である。


着いて驚いた!噂には聞いていたが、温泉からの成分による析出物の山がこんなにも凄いものかと。まさしく天然記念物に指定されてもおかしくない代物だ。


泉質は、含石膏弱食塩泉。源泉42℃。毎分800Lの湧出量全てを掛け流し、浴室に温泉が川のように流れている。


湯の花が浴室に大量に付着しているばかりか、旅館の外に堆積物のドームを形成している。


入浴施設は男女別の内湯のみで、人が少ない時間帯では、浴室で仰向けになり、浴槽から溢れ出る湯を楽しむ事が出来る。


これを「トドになる」と言う。給湯口にコップが置いてあり飲泉可能であった。


迫力満点の析出物で湯船周りも凄い様相になっている。このような芸術的な風呂は和歌山市にある花山温泉を思い出す。


この湯は入浴することも価値があるが見るだけでも価値がある。1975年(昭和50年)頃、黒鉱のボーリングをしたところ湯が自噴し始めた。たった35年でこんなに大きくなるなんて凄いとしか言いようがない。ここは凄い温泉で、絶対来る価値大です。これぞ本当の温泉かも知れない。

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