
かみのやま温泉下大湯共同浴場

2024.09.15
かみのやま温泉下大湯共同浴場へやってきた。

上山温泉(かみのやま)は、出羽上山藩の城下町、羽州街道の温泉宿場町として栄えてきた歴史ある湯で、4つある共同浴場のなかで、一番の人気を誇るのが「下大湯共同浴場」であった。

現在の下大湯共同浴場は、昭和32年に建てられたレトロ感あふれる建物で、この鄙びた感がいいね。

玄関口の自販機で料金を払いますが洗髪する場合、洗髪料100円別途必要で、支払うとプラスティック札と蛇口のカランが渡され、浴室内にある蛇口につけるというのです。

浴室は、タイル張りの大浴槽が一つと奥に小さな浴槽があり、清潔に保たれた浴室の壁には上山城や蔵王が描かれ、長辺7メートル、短辺4メートルの浴槽は、源泉掛け流しの温泉が44℃前後に保たれた「熱め」と41℃前後の「ぬるめ」に仕切られている。

湯は源泉かけ流しであるが、温度が高いので、加水で湯温調整している、泉質は単純泉ながら若干の塩味のある湯である。

ただ一つ注文を付ければ、洗髪料を別途で取るのはいかがなものかな。このかみのやま温泉、下大湯共同浴場が今年で開湯400年を迎え、記念イベントとして「400時間無料入浴」を6月27日まで開催されていた。