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JR枕崎駅


2024.10.05
昨年に続き九州旅行に来ていた。今回の旅行、メインは7日から始まる長崎くんちであるが、それまでの日程は、主に鹿児島観光をする予定であった。たった今、開聞岳登山を終えこの地にやってきたのならやっぱりJR枕崎駅へ寄りたかった。


この駅には、3年前の2021年元日に初めて立ち寄っていた。


3年前と変わったところは見つけられないほどの姿をとどめていた。


現在の枕崎線指宿-枕崎間は危機的な状態にあった。道路網の発達により鉄道利用客は激減し、JR九州が公表した2022年度の利用実績で、指宿-枕崎の輸送密度は220人。収支が公表された20区間で3番目に少なく、3億3700万円の赤字で、乗客はJR発足時からの35年で77%減少している。


この枕崎駅は2005年に老朽化した駅舎が取り壊され、ホームだけの無人駅になってしまい、「故郷のシンボルである駅に駅舎がないのは寂しい。」という市民や市出身者の声が高まり、枕崎駅舎建設期成会が設立され、2,500万円の募金が集まり、駅舎復活に漕ぎ着け、地場産の木材と石材が使われた最南端の小さな駅舎が完成していた。


こんな立派な駅舎が完成したにも関わらず駅には人気が無く寂しすぎる、だってここは、普通の駅じゃ無いんだよ、本州最南端の始発・終着駅という看板は今後も揺るぎないブランドである。


そんな駅があまりにも人気が無くてかわいそうすぎる。だが現実は、鹿児島市へは駅前を発着するバス利用のほうが圧倒的に早く安かった。


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