筒石駅 日本第2位のモグラ駅
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2023.12.29 年末の休暇を利用して北陸の旅に出掛けていた。ここは、えちごトキめき鉄道の筒石駅で今回の旅の目的地でもあった。
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まだ18時半だと言うのに当たりは真っ暗でやや薄気味悪く、この駅が無かったらこんな力一刻も早く逃げ出したい気分でもあった。
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海抜60メートルに位置するここ駅舎からの段数は上りホームまでが280段(下りホームまでは290段)となっており、地上にある駅舎とホームの高低差はおよそ40mに設置されているホームまで行ってみよう。
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この駅の成り立ちは、1912年に国有鉄道信越線支線の駅として開業しており、このときは日本海岸に建つ、地上駅舎であったが、軟弱の地盤に建てられていたため、何度と無く災害が起こり、今から54年前の1969年9月に、旧北陸本線(現:えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)の筒石駅が、現在の場所に移転開業していた。
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筒石駅は以前訪問していた上越線の土合駅のように、長大トンネルの途中に設置され、太陽光が一切入らず、必要最小限の照明があるのみと常に心中穏やかには慣れなかった。
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ホームに辿り着くと同時に列車が滑り込んできた。
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18:30泊行普通列車だ、そんなことだから撮影を急ぐあまり、トンネルに電車が入ってきた際に強風が巻き起こる現象など確認できなかった。
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訳も無く列車は出発をし、改めてホームと通路は丈夫な引き戸の扉で遮断され、また、ホーム内には待合所がなく、扉の 内側に待合用の椅子が設置されています。
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駅は元北陸本線にある頸城(くびき)トンネル内に設置されているが、エレベーターやエスカレーターが配置されておらず、階段のみとなっている。
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トンネル断面が小さく、ホーム1本分しか確保できないため、上下線のホームは互い違いにズレて配置されています。トンネル断面自体も、ホームとホームの間の部分で「横ズレ」してくっついている不思議な光景です。
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2019年3月16日から無人駅となっていて、鉄道ファンや観光客に向けて、トンネルの写真のついた「来駅記念入場券」を直江津駅、能生駅、糸魚川駅で販売しているのを忘れていた。