ビンガムキャニオン鉱山 宇宙から見える鉱山穴 ユタ州
2023.06.18
アメリカ横断15日目。今回のアメリカ横断旅行、第1章はルート66を使い、シカゴにあるルート66の起点を目指し、途中では国立公園群を巡るため、一時離脱があるがこの国立公園巡りが第2章で、そして第3章は、シカゴからカナダに越境、ナイアガラの滝、ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンまでの行程で、いよいよルート66から一端離れ第2章国立公園巡りが始まっていた。
昨日、宇宙から見える穴がソルトレイクシティ近郊にあるのを知り出掛けていたが、既に営業が終了していて見学が叶わず、改めてネットから予約し朝9時半のツアーにやって来た。
ここは、リオティント・ケネコット・ビジター・エクスペリエンス。地図。
いやビンガムキャニオン鉱山と言った方が解るのかな。ここは、世界最大級の露天掘り鉱山で、かつては山だったところが削り取られ、大きな穴が開き宇宙ステーションからも確認できる穴と言われています。
採掘がはじまったのは、1863年のことで、アメリカ有数の鉱山でもある。もともと、この地はグレート・ソルトレイクという塩湖に代表されるとおり塩害に悩む地域でもあったが、19世紀、鉱山が次々に発見されると、著しく発展。その後、大半の鉱山が閉鎖されたが、ここビンガムキャニオン鉱山だけは採掘が続けられている。160年の歴史を持つこの鉱山では、金、銀、モリブデンに加えて、アメリカの銅需要の約4分の1を供給しています。さあまもなく集合時間だ。
参加料は驚くほどの安さで一人$6で見学できる、営業時間は9:30-14:30までで専用シャトルバスは30分ごとに運行され、乗車後おおよそ15分で展望エリアに到着する。
展望エリアでは、鉱山の採掘現場で実際に使われているダンプトラック用のタイヤが展示してあり、なんと4mくらい大きさがあって、目の当たりにすれば吃驚のデカさだね。
展望エリアを見渡せば、現在の穴の大きさは直径4キロ、深さ1.2キロにもおよび、すり鉢状に掘られた形は、デカすぎて言葉にならなかった。
ごま粒みたいなのが動いているものが大型ダンプであった。鉱山は24時間体制で今も掘り続けられている。
ここで使われている鉱山用大型ダンプはKOMATSU製であり、このダンプは高さ24、幅29、長さ51ftで6本のタイヤを装備し時速40km/hで走ることが出来る。
エンジン馬力は2300-2500出力があるが、でもこれらを見たかったのでは無い。何十台もあると思われるこのダンプ、使用しない1台をこの地に運んで貰い間近で見たかったな。だって普通の生活圏では絶対に見られない車だから尚更であった。
見学はこのエリアだけでもう一工夫が欲しかったな。