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12/21(土)第4回中野読書会@中野セントラルパーク

開催に向けて

初めての貸会議室

第1回から3回まで、毎回、中野四季の森公園の芝生にレジャーシートを敷いて、読書会を開催していました。
子どもたちが遊ぶ声、毎週何かしら開催しているイベントの賑わい、何よりも季節を感じる風の匂い。開放感あふれる野外での読書会は中野読書会の醍醐味だと思いました。

しかし芝生の養生、また冬の寒さにより、初めて貸会議室を使用しての中野読書会を開催することになりました。
というのも、中野四季の森公園の隣には中野セントラルパークという建物があり、そこに貸会議室があるのです。最高。
「日本会議室」(日本会議!?)という日本最大級の貸会議室グループのサトを使って、中野セントラルパークの貸会議室を予約しました。

読書会の様子

初めての会場で慣れないながら設営。今回はいつもと違う曜日、また日程のお知らせが遅くなったこと、さらには年末ということもあり、少人数の7名でした。私のキャパを考えるとこれくらいがちょうどよかったw
あといつもと違うのは、これまでなぜか男性ばかりだったのですが、今回は女性のほうが多かったこと。

野外での開催と違い、室内はとても静かで、落ち着いてお話しできました。またよく声も聞こえたので、全体的に話が盛り上がったとも思います。

前置きが長くなりましたが、皆さんが紹介してくださった本を共有します。

1、「精霊ルビス伝説 ドラゴンクエスト」(上・中・下)久美沙織 著/イラスト・いのまたむつみ(エニックス)

曰く、知る人ぞ知る、ドラゴンクエストの黒歴史とのこと。ドラクエの前の話、神が神になる前の話、とのこと。ドラクエ世代の私としては是非とも読んでみたいと思いました。

2、「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」ジェイエル・コリンズ 著/小野一郎 訳(ダイヤモンド社)

新NISAなどインデックス・ファンドが話題になった1年。なぜインデックス・ファンドに投資するのか等、若いうちに読むのがベスト。

3、「イラク水滸伝」(上・中・下)高野秀行 著(文藝春秋)

本の紹介の前に、日々の仕事や生活に追われる中で、いかに本を読むのか。たどり着いたのがオーディオブック。ながら読みがライフスタイルに合っていることを発見したと語られている姿に、俄然、オーディオブックに対する興味が湧きました!
”現代最後のカオス”に挑む著者の生き生きとした筆致に、決して生活の中では味わえない経験をすることができた、とのこと。
読書会のために、紙の書籍も買ってきてくださったところに、本を愛する情熱を感じました。

4、「デザインの仕事」寄藤文平 著/聞き書き・木村俊介(筑摩書房)

今回、私が紹介した一書。「デザイン」ってある意味で「センス」が必要で、私には全く関係ないと思っていた。しかし「デザイン」って何かを描くだけでなく、職場の在り方や仕事の仕方なども「デザイン」なんだなと痛感。開眼の一書。

5、「アヘン王国潜入記」高野秀行 著(集英社)

まさかの高野秀行さん被り!
ゴールデン・トライアングルの村に住み反政府ゲリラと共に播種から収穫まで7か月間アヘン栽培。宴会でアヘン吸って中毒になって、そこからどうやって回復するか。痛快。

6、「星の王子さま」サン=テグジュペリ , 内藤濯 訳(岩波少年文庫)

声優をやっている方。星の王子さまが好きすぎて、読書会等で必ず紹介している、とのこと。朗読、解釈、星の王子さま愛を感じる紹介でした。

7、「サード・キッチン」白尾悠 著(河出書房新社)

アメリカの大学に留学した主人公の話。差別とは何か。あらゆる角度から痛切に考えさせられる一書。本書を通して、読書会メンバーでさまざま議論が盛り上がりました。読書会の可能性を感じた瞬間でもありました。


今回紹介された書籍。皆さん、ご参加ありがとうございました。

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