見出し画像

11/5(月祝)第3回「中野読書会」@中野四季の森公園

開催日に向けて

参加者募集

前回(第2回)、多数の方にご応募頂いたものの、人数にこちらの運営が見合っていないということを痛感。今回は、読書会情報サービス読書会へ行こう!のみで募集しました。

結果、前回参加者の5名の方と共に、9名の方が初めて参加してくれました!

いや、結局、前回と同じ人数! → やはり運営はボロボロ。。。

しかし今回も前回参加して下さった方がフォローしてくださり、なんとか最後まで開催することができました。

本当に感謝。

第3回「中野読書会」の様子

中野四季の森公園の芝生

当日は台風の影響など天候が心配でしたが、見事なまでの秋晴れ!
最高の読書会日和でした!
今月14日から養生期間に入ってしまうので、今年最後の芝生での開催となりましたが、レジャーシートを敷いて読書会を行うことができました。

自己紹介

最終計15名での読書会でしたので、今回は3グループに分けて開催。
今回は自己紹介の中で、読書以外にも挑戦してみたいこと、というお題で話してもらいました。
小説を書いてみたい、開催している朗読会の規模拡大、自宅でメールサーバーを立ち上げたい、ボルダリング、囲碁、料理、筋トレ等、今回も多様な回答が!面白い!

紹介された本

①グループ
1、「コード・ブッダ 機械仏教史縁起」円城塔 著(文藝春秋)
私が紹介した本。仏教史とAIを著者独自の筆致でまとめられている一書。円城塔作品を初めて読んでの率直な感想を述べるも、うまくまとまらず。それでも紹介したくなった一書。

2、「億男」川村元気 著(マガジンハウス)
映画化もされた作品。原作と映画を見比べてみると面白いかも。グループでは藤原竜也の話で盛り上がりました。適役すぎる。

3、「大相撲力士名鑑 平成19年版」水野尚文・京須利敏 編著(共同通信社)
今読んでる本が読み終わらないので、ということでおもむろに出された本。名鑑に付箋が貼ってあって紹介された方の相撲愛を感じました。初代横綱・明石は約250センチあったとか。。。「大男」。。。

4、「ロボット(R.U.R)」カレル・チャペック 著/千野栄一 訳(岩波書店)
チェコの作家、カレル・チャペックが1920年に発表した戯曲。約100年前の作品にも関わらず現代にも通じる内容であることが驚き。

5、「小山さんノート」小山さんノートワークショップ 編(エトセトラブックス)
紹介して下さった方がご友人から頂いた書籍とのこと。ホームレスとして生活をしていた女性・小山さんの残されたノートをまとめた内容になっている。そこには「書かなくては生きていけない」切実な内容が収められている。紹介を通して心に響くものがありました。

②グループ
1、「ファウスト 悲劇第一部」ゲーテ 著/手塚富雄 訳(中央公論新社)
メフィストがファウストに契約を持ちかけるシーン等、メフィストがとても魅力的。ラストシーンは必読!

2、「方舟」夕木春央 著(講談社)
9人の人間が地下の空間に閉じ込められるも、協力して脱出を図るクライムサスペンス!?謎の連続殺人事件も起こりラストでの大どんでん返しが!?

3、「WILLPOWER 意志力の科学」ロイ・バウマイスター・ジョン・ティアニー 著/渡海圭子 訳(インターシフト)
意志力は筋力のように鍛えることができる!決断力は消耗する!マッチョ!

4、「天久鷹央の推理カルテIII―密室のパラノイア―」「天久鷹央の推理カルテII―ファントムの病棟―」知念実希人 著(新潮社)
アニメ化も決定した本書。現役医師が描く本格医療ミステリー。

5、「はじめてのマインドフルネス―26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法」クリストフ・アンドレ 著/坂田雪子 監訳・繁松緑 訳(紀伊國屋書店)
過去や未来の事象に捉われず「今」に集中して心をリラックスする。絵画をモチーフにして各項目をわかりやすく解説した一書。

③グループ
1、「文明の衝突」サミュエル・ハンチントン 著/鈴木主税 訳(集英社)
冷戦終結後の世界を8つの文明圏に分けて、それぞれが衝突し合うと論じる国際政治学の研究書。日本を独立した文明と扱っていること、また将来的に文明の核となっている宗教が復権すること等、現代の世界情勢を鑑みる上でも興味深い。

2、「黄金旅程」馳星周 著(集英社)
実在の競走馬「ステイゴールド」をモチーフに咲いたサラブレット「エゴンウレア」の存在を主軸に、馬産地・日高の競馬関係者たちが日高再興の夢いを託し、G1勝利に向けて奮闘する物語。モデルとなった競走馬とは性格を除いて相違点が多く、ステイゴールドの史実を期待すると面食らうが、競馬に携わる人々がどのような想いを抱いて馬と接しているのか、どのような営みを送り、あるいは問題を抱えているのかを伺うことができる一冊。

3、「13階段」高野和明 著(講談社)
第四七回江戸川乱歩賞受賞作。審査員の満場一致で受賞が決定したという逸話を持つ。社会派と本格のどちらの観点からでも読み応えのある作品となってる。終盤の二転三転は必読。

4、「インド夜想曲」アントニオ・ダブッキ 著/須賀敦子 訳(白水社)
イタリア人の旅人が失踪した友人を探しにインドの各所を巡るロードムービー的な小説。作品のテーマが意図的に伏せられた上で、主人公には「不眠」と「旅」という二つの視点を与え単純な一人称語りの作品ではなくしている点や、現実と非現実の境界が曖昧な描写の中で表面的な事象だけでなく、ときには人の深い内面、宗教に触れるところを描いていることが面白い。

※遅れて来られた方が紹介された本
1、「化物語」西尾維新 著(講談社)
最後皆さんで紹介を聞かせて頂きました!遅れてきたのにも関わらず、いきなりすみませんでした!

以上です!読書会後、体調崩してしまい、投稿ができておりませんでした。。。遅くなってすみませんでした!

いいなと思ったら応援しよう!