新規事業相談の進め方をまとめた
新規事業相談がやたら多いので、社内で説明会をするための資料をまとめました。社内向けなので公開に合わせてnoteに前段の部分を書いておきます。
何故弊社にプロトタイプ相談が来るのか?
新規事業=新しいサービスデザインは、本当にサービスデザイン主導でやると、何を作れる体制で動けばよいのか分からない、という問題があります(『新規事業のサービスデザイン、やってまっせ!』と言いつつ、アプリとウェブに特化したサービスデザインをしている会社も多い)。
完全な新規事業だと当然社内に開発リソースがないため、社外に開発委託する必要がありますが、その時に仕様書だったり、相手と言葉や書面でやりとりできる土台に登れないと折角の良い企画も頓挫してしまいます。
弊社のような制作会社にそういう依頼が何故来るのかというと、体験試作だけでなく、原理試作も行え、新規事業で実現したいサービスをプロトタイピングして検証しながら量産(ローンチ)まで持っていってくれる、と期待されているからだと思います。
何故そう期待するかというと、
・モノづくりの幅が広い(グラフィック、プロダクト、建築、アプリ、ウェブ、回路、モーション、機械学習、サービスデザイン手法などなど)
・エンジニアがデザイン思考を持っている
この2点が大きいかな、と思ってます。
この分かりやすい例が2016年リリースし、今も開発が進んでいるサンスター社のガムプレイです。
サーバサイド、プロトの回路、外装、アプリのSDK、共通基盤、特許、本番環境先との交渉など幅広くお手伝いしました。これがローンチした後からそういう相談が急増して今に至ります。
何故資料を作ったのか?
新規事業やプロトタイプの相談というのは特殊で、普通の製作会社として『コンテンツの制作相談を受けた』のと同様に立ち回ろうとすると非常に難しい類の案件になります。クォリティの判断軸が全く違うためです。作り方だけでなく、受け方もお金の取り方も違います。一方でこの手の案件の相談数が多いこと、作り手やプロデューサでも『コンテンツ制作だけじゃなくサービスデザインもやりたい』という需要が増えてきているため、自分の進め方をガイドラインとして用意してみた、というのが経緯になります。
最後に
お仕事のご相談、お待ちしております。
というか書いてある通り、そして前回のnoteにも書いた通り、究極的にはクライアントさんの組織体系自体を話し合うようなものになります。
なのでまずは仕事というよりも気軽に相談しましょう。
というかまず呑みにでもいけばいいんじゃないかな。