まだ答えは出さない
ある本を読んでいて
私たちが陥る簡単な罠は、体験する前にすでに答えを出してしまうことにあります。
という文章に出会いました。
たしかに。
自分はよく体験する前に「知った」ような気分になってしまうことがある。
それは、Webで事前にその「体験」について調べたり、人から話を聞いて「こんな感じかな...」と共感&妄想したりして賄われている。
これは間違いなく簡単な罠だと自分でも思っていて、やはり「体験」に勝るものはないと思っている。
見て、聞いて、触れて、はじめてその「体験」について肉体的に知識を得ることができるはず。
"あそこの店のタコのカルパッチョがほんとに美味しかった"
"去年行ったサカナクションのライブは鳥肌立ったね〜"
このような体験は、この先も生きていくだろう。
なので、体験する前に答えを出さないようにしていきたい。
このご時世、外に出ること、遠くに行くことを少しばかり諦めている節がいまだにあるが、そのままやりたかったことに対して不完全な答えをどうか出さないで欲しい。
その体験を目で見て、耳で聴いて、手で触れるまで、まだ自分は何も知らない。
当たり前っちゃあ当たり前のことですが、改めて意識するきっかけが持てました。
おしまい