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ながめくらしつ目黒陽介独演 『ライフワーク』 9/15-16@国府地区コミュニティセンター
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とんでもない時間を経て今、ジャグリングで、モノと身体と自分を舞台に独りのせ、公演をする価値を改めて考える。私は、楽しいとか面白いではない、モノが描く事象も自分の内面をえぐられるような感情も問さえも、自分にはどう見えてどう感じるのか、きれいに差し出されるもの以外に価値がある気がして、作品を見ては自分の中に何かをもらって消化しきれずまた見るということを繰り返してきた。
(ライフワーク初演後感想より Text by ちこ)
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豊岡演劇祭にて『ライフワーク』を上演します。
国内を代表する現代サーカスカンパニー「ながめくらしつ」の最新作です。演出家・ジャグラー目黒陽介の二十数年のジャグリング人生において、生涯続けていくであろう演目を5つ選んで構成し、自身のライフワークとして舞台で上演するために創作したジャグリングソロ作品です。
ライフワーク初演後感想ツイートより
ながめくらしつ 目黒陽介独演『ライフワーク』@現代座ホール。ゲストはイーガル。
— Yurika KUREMIYA (@eurekaeru) June 26, 2022
身体、モノ、音楽が一体となって、時間と空間に軌跡を描く。上を見上げる眼差しに、壁の縁に腰掛ける佇まいに、詩情がにじむ。
なかでも「1」の扱い方が美しかった。一対一の関係に、無限の広がりがあった。 pic.twitter.com/eHeE7545tw
目黒陽介さんの『ライフワーク』を観た。
— サクノキ (@saku_noki) June 24, 2022
ジャグリングとその場に対しひたすら素直で誠実に在り続けている『目黒陽介』が最高に魅力的でとても儚かった。
ジャグリングも人間も面白い!(←複雑な感情が一杯詰まった「面白い」)
観れて良かった。ほんと。
みんな観て下さい。やられて下さい。
ミュージシャンが変わると受け止め方や印象も違った。
— すず (@suzuzu55) June 26, 2022
イーガルさんのピアノと目黒さんのボールと手、リングと床の音などが合わさり、一つの音楽を聴いている感覚に。
後ろの席から観ると最前列では見えなかった影もきれいだった。
これからも目黒陽介さんのライフワークを身体が許す限りは見続けたい pic.twitter.com/BolsdJIsKe
東京での初演、FESTA松本での再演を経て、今回の豊岡演劇祭2023で三回目の上演になります。今回は、作曲家・ピアニストのイーガルを迎え生演奏でお届けします。
大きく黒い壁の前、たったひとりのジャグラーが、ボールやリング、コンタクトボールといった多様な道具を巧みに操り、モノと身体の関わりを通して様々な情景を描き出します。その空間で湧き起こる様々な感情は、その場に居合わせた皆様だけのもの。貴重な豊岡公演の機会を、どうぞお見逃しなく。
|豊岡演劇祭2023フリンジ セレクション
|ながめくらしつ目黒陽介独演『ライフワーク』
|[演出・出演]目黒陽介 [音楽・演奏]イーガル
|9/15(金)19:00・9/16(土)17:00(約65分)
|@国府地区コミュニティセンター
◆チケット
① Teket:クレカ&コンビニ支払 https://teket.jp/7300/24796
② 団体予約:当日精算/現金のみ
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdmp8HF3vzMo6beqfsqzCQLvHjWlJXME__IKwCZWe2Ue9UlEg/viewform
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目黒さんはそこに何があるかは人それぞれでそれでいい、むしろそのほうがいいと体現している数少ない人だと思っているし、それはアートなのではないかと思っている。安易に消費され移り変わり続けていく中で、ジャグリングだけのひとり70分は正気の沙汰じゃない。技術だけではなく表現力の高さや核となる信念がなければ成立しない。だけれどこの先、ジャグリングが舞台作品として、ゆくゆくは現代サーカスとして、誰の目にも届くようになる未来への多大なる一歩なのではないだろうか。
(ライフワーク初演後感想より Text by ちこ)
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