見出し画像

第61回 秋田・全国花火競技大会 「大曲の花火」|トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ

日本はまだまだ残暑が続く9月。トロントはTIFFも終わり、紅葉が美しい秋の季節を迎えますね。

8月は日本各所で観測史上最多の猛暑日を記録するほどの暑さでした。そんな中、私は秋田の全国花火競技大会「大曲の花火」に初めて訪れました。冬は雪深く極寒の地として知られる秋田ですが、夏はその面影をまったく感じさせませんでした。滞在中の最高気温はなんと39度近くまで上昇し、炎天下の中での花火観賞となりました。

「大曲の花火」は、「日本三大花火大会」かつ「日本三大競技花火大会」の一つに数えられる格式高いイベントです。全国から選ばれた一流の花火師たちが、最高の技術を競い合い、デザインや色彩、創造性を重視した審査が行われます。優れた作品には、内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞が授与されるなど、花火師にとっては大きな名誉となる大会です。

当日の打ち上げ数は約1万8000発、開催時間は約240分。まさに圧巻のスケールでした。また、大曲地区の人口は約4万人とされていますが、花火大会の開催期間中には約70万人もの観光客が訪れるそうです。その規模は、国内の音楽フェスをはるかに凌ぐものがありました。近隣の宿泊施設や駐車場の確保も容易ではなく、訪問にあたっては事前の準備が重要だと痛感しました。来年以降訪れる予定のある方は、ぜひ早めの計画をおすすめします。

さて、肝心の花火大会ですが、その美しさはまさに芸術の域でした。全国の花火師による個性あふれる作品の数々に加え、大会の目玉とされる「大会提供花火」は、息を呑むほどの壮大さでした。音楽と花火がシンクロする演出や、夜空いっぱいに広がる色彩豊かな花火の数々は、一瞬にして観客を魅了しました。2023年の夏の締めくくりにふさわしい、最高の体験となりました。

そして、秋田といえばやはり「食」。ご当地の味覚を堪能するのも旅の醍醐味ですよね。秋田といえばきりたんぽ鍋や稲庭うどんが有名ですが、私にとって最大の楽しみはやはり日本酒でした。新政や十四代といった名酒をはじめ、秋田県内限定流通の希少な銘柄にも出会うことができ、日本酒好きにはたまらない時間を過ごしました。この美味しい日本酒を味わうためだけに、また秋田を訪れたいと思わせるほどの魅力がありました。

ちなみに、私のおすすめの秋田日本酒の名店は「永楽食堂」。地元の食材を使った料理とともに、厳選された日本酒を楽しむことができる名店です。もし秋田を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

◆個人的おすすめスポット◆ 【秋田日本酒の名店】永楽食堂 https://tabelog.com/akita/A0501/A050101/5002822/
【秋田・全国花火競技大会「大曲の花火」】
https://www.oomagari-hanabi.com/

今年も引き続き、さまざまなイベントに足を運び、その魅力を発信していきたいと思います。皆さんのおすすめのイベントやスポットがあれば、ぜひ教えてください!


いいなと思ったら応援しよう!