デザインのレッスン-7「渋谷で秋の色と形を集めてデザインする」
夏なのに秋の話題で失礼します。
2016年の秋のこと。
台湾の留学生 曾さんと落ち葉拾いに出かけました。
秋の色と形を探します。
木のかたちをみて、落ちている葉の色と形を予想しながら拾う。
渋谷区は管理が行き届いているのか、
掃除されていてなかなか落ち葉がない。
それでも、1時間かけて二人で落ち葉を集めました。
大きなショッピングバッグ2つにいっぱいです。
教室に戻って、机に並べてみると壮観です。
普段は足元に落ちていても気にも止めない落ち葉。
並べてみると、緑から黄そして赤へのグラデーションの美しさ。
自然てすごいですよね。
しばらく、ふたり、ぼーっと眺めます。
堪能したら、ここからが作業。
スキャナーを用意します。
カメラ代わりに、落ち葉を並べ、どんどんスキャンします。
画面いっぱいに、落ち葉を敷き詰めます。
仕上がりを想像しながら何枚もスキャンします。
この作業が意外と楽しいです。
次に、スキャンした落ち葉のパターンをプリントします。
その柄を「封筒」の型にはめてみます。
どの面にどんな柄が来るのがいいか、何度も調整します。
どうですか。
こんな感じです。
ブックカバーにも展開してみました。
左から、文庫本、新書、単行本です。
デザインのレッスン-7「渋谷で秋の色と形を集めてデザインする」
いかがでしたか。
留学生の曾さんも目からウロコな発想だったようです。
プロのデザイナーは、
こんな発想を日常的にしていたりするんですよ。