Algol
いとしき女神よ
神秘と智慧を
美しきあなたは何にも屈せず
ただ一つの頭に未来の光は宿る
今いまし、昔いまし、やがて来たるべきもの
アルゴル
乱れ髪の艶姿も知らねば
女の闇さえ恐れ多く
乙女も母も全てを従える蠱惑の魔女も
同一の魂だとは思うまい
憐れな勇者はモイラの思し召しに凍り付く
渦巻く瞳はまるでダイヤモンド
万物を溶かせる静かな女は微笑んだ
素直なあの娘に罪を着せたのはどいつだ
あぁアルゴル 美しく強かなアルゴル
あなたに魅せられ欲見せた阿保な男どもを見下して
あぁアルゴル 何よりも愛おしいアルゴル
あなたに憧れ自惚れた馬鹿な女どもを鼻で笑った
恋すると人は途端に弱くなる
愛すると人は途端に強くなる
アルゴル アルゴル アルゴル
蠱毒に咲いて鬼魅の華
【私を怪物にしないで】
忌々しい? 昔居たり、やがて目覚めるもの
今は星となりその力を見せつける
乱世の中でその姿を見たなら
女の光はどこか遠く
乙女も母もガイアの如し全能の女神も
同一の魂と云う真実
愚かな王に天罰を与えたフォルトゥーナ
歪な仮面はどこかダイヤモンド
万物を有する幸福にまた微笑んで
あなたを覆うヴェールをめくる奴はおらず
あぁアルゴル 美しく強かなアルゴル
あなたに脅えて奥隠す阿保な男どもを石にして
あぁアルゴル 何よりも愛おしいアルゴル
何かに畏れて無知でいる馬鹿な女どもに何思う
恋すると人は途端に欲深く
愛すると人は途端に智慧を得る
アルゴル アルゴル アルゴル
孤独に狂うな毒の侭
【私を忘れないで】
ツキを織り込み 時を超え 真理の力を思い出す
平和を乞うた渇きの中で求めたのは母の愛
アルゴル どうか アルゴル
呑み込まれても奪われようとも失うことのなかった
隠せないその輝きを
あぁアルゴル 美しく強かなアルゴル
あぁアルゴル いとおしい アルゴル
どうか どうか どうか
【支配するより優しさ分け合う方が上手くいくのに、 バカな人】