祭囃子

恐れることは弱いことではない
恐れを受け止めそれでも前に進むことが強さだと
あなたは教えてくれた
震える手で弱音を叫ぶ心を掴み
勇気の強さが身体を貫いた
汗ばむ季節は我が身さえ高揚させる天の魔法

夏の夜を暑さと飾る星は告げる
「前を向け、お前は負けてない」

さぁ　常夏と祭囃子に人は踊る
幸せも困難も全てが輝く人生だ
楽しみ一つでも多く見つかりゃ最高だ
人は伝えた　笑う門には福来る
豊饒も好運も皆で感じればほら吉祥
百花繚乱の艶めきと炎に咲いてみろ恋花火

優しいことが凡愚な訳がない
優しさ受け取り与えながら巡らすことが大事だと
あなたは教えてくれた
純な目で峠を超えた世界を見つけ
勇気と熱さが心を動かした
煌めく清夏と我が身さえ精錬される水の波動

夏空の激しい日差しは告げてくる
「進みだせ、世界は開かれた」

さぁ　常夏の祭囃子よ響き渡れ
悦楽も憂鬱も全てで彩る人生だ
嬉しさ一つでも多く感じりゃ最高だ
神に伝われ　日々の幸せありがたや
豊饒も好運も皆で見つければまた吉祥
一瀉千里に走り行けば爽快にうなぎ登り

響き渡る命の太鼓　打ち鳴らして大願成就
八百万の神々と紡ぎし旋律は美々しい調べ

生きとし生ける仲間たちと祝福の舞を捧げよう

さぁ　常夏の祭囃子と歌い踊れ
喜びも悲しみも全てが炎（えん）なる人生だ
愉しさ一つでも多く感じりゃ最高だ
人は謳った　袖振り合うも他生の縁
森羅万象の源に高鳴る胸は祭りの土産
旭日昇天の勢いで上がって行け行け　どこ迄も