「支援」ってどんなことだろう?
私が福祉業界に入ってほぼ毎日思うことがあります。
それは、「支援」ってなんだろうか?と言うことです。
言葉としてはわかるのですが、何を持って正解とするのかを仕事終わりの時に考えます。
自立訓練や就労継続支援、就労移行など、さまざまな形の支援があります。
もちろん、それぞれ役割も違います。
でも、私自身、なんかしっくりこないのです。
障がいや病など、人それぞれ内容は異なります。そのため、当事者が目標としていることも違いますし、習得したりするスピードも違います。
人によっては、「居場所」として必要としていることもあるでしょう。
私が思うのは、これらの支援(生活介護、自立訓練、就労継続支援、就労移行など)はシームレスで常に行き来をするものではないかと思っています。
近年は発達障害など、小さい頃に診断を受ける方も多くおられます。
小さい頃から何かしらの困難さを抱え、課題に取り組まれる方がおられます。
最初は、じっとして集中できるようになる、次は話をよく聞くようにする、人と話すようにするなど、段階を踏んで自立した生活を営めるようになる練習を続けていく必要があります。
そのような中で、「支援」という単純な括りでは中々段階を踏んだ訓練が難しいのではないかと感じるのです。
人にはグラデーションがあります。これはできるけど、あれはできない、それはある程度できるけど、まだここに不安がある、などです。
もちろん、国、市町村として規定を作って行うことはサービスの均一化という部分では必要です。上記で書いたような曖昧な内容では、予算も取れないでしょう。
だからこそ、支援者としては、国が作ってくれている土台をどのように有効活用して、最大限の効果を発揮するかが求められると思います。
これからも何を持って当事者の支援になるのかを心に常に持って取り組みたいと思います。
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