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家探し5 中古マンションの内見2

住まいの近隣の中古マンション見学をしたものの、ほしいと思えるマンションに出会えなかった。

そんなとき、家探しをしていると知った母から「この物件はどうか」とおすすめの物件が送られてきた。

母は子どもたちの大学時代の部屋探しで、毎回一体どこから見つけてきたのかという好条件の賃貸物件を見つけてくる検索の鬼であった。

事故物件など何か問題がある部屋ではなく、純粋に条件の良いお部屋。そしてこの素晴らしい検索能力が発揮されるのはなぜかマンション探しに限られる。思い返せば住宅へのこだわりは家族から受け継いだ気がする・・・旅行先でも不動産会社のウィンドウに貼り出された広告の前で立ち止まって一緒に眺めたり、遊びにきたときはいつも街でSUUMO的なフリーペーパーや店先に出ているチラシをもらってくるので、また?と思いながらキャッキャウフフと楽しく一緒に見たり笑

おっと、話が脱線してしまった。住宅への愛をつづるのはまた別の機会に。

送られてきた物件は東横線ではないものの、1回乗り換えるとたどり着く人気の高い街。駅前には商業施設がたくさんあり、わたしも何度か足を運んだことがあった。

駅からすぐ。築3年。室内写真はなく図面のみ。

わたし「これ、どう思う?」

夫「築浅だし駅も近いね。この駅いったことないけど、どんな感じ?」

わたし「商業施設がたくさんあって、買い物には困らないかな。」

夫「見に行ってみようか!」

早速、内見の予約をする。前回見た物件はすべて空室だったが、今回は居住中の物件。売主さんがいるのか・・・緊張しそうだなぁ。

当日、どきどきしながら内見へ。

広いおうちへの買い換えで売りに出されたとのことで、抑えめの価格で売り出されている。

生活しているお部屋という雰囲気だけど、とてもきれいに使われており、インテリアも同じ家具がほしいな~、どこのお店で買ったんだろうかと気になり始める。私たち夫婦も本を読むのが好きなので、本棚いっぱいの本を見て勝手に売主さんへ親近感がわく。

実物大のおしゃれな家と、お掃除が好きそうなところや、趣味や、好みのインテリアを見たら、家族構成こそ違うものの、なんとなく暮らしかたが似ているのでは・・・?

あれ?初めて自分たちが生活しているイメージが想像できたぞ!!


あまり見ないほうがいいのかな、と思いつつ、飾ってある幸せそうな家族写真にほっこりする。

住んでいる人の顔が見えるっていいなあ。ここに住んだら楽しいかも、という気持ちがふつふつとわいてくる。


素敵なリビングを見せてもらったあとは、洋室を見せてもらう。



・・・・・・・・・



あれ、おかしいな。たいへんに狭い。

洋室は何畳だったかな。手元の図面を確認する。うむむむ?

あ!

柱があるからベッドの配置がむずかしいんだ!(ここでインフレームを学んだ。にっくき完全なるインフレームよ。)

洋室と水回りも見せてもらい、おいとまする。

駅への帰り道に仲介さんから、「よかったですよね。決めますよね!むしろ決めない理由はないですよね!」というテンションで話が始まる。

当初の希望路線とは違うけれど、人気の街で、駅も近く、築浅、室内とても綺麗に使われていて、価格も抑えめ。生活するイメージも初めてできた。

でも、あの洋室はやっぱり、せまい。

売主さんが広さを求めて引っ越しをされるのもわかる。寝室は寝るだけだから広さは求めない人という人もいると思う。でも、寝室がベッドで埋まってしまう圧迫感に耐えられない気がする。

一旦保留にして、解散したものの夫も同意見だったので、見送りの連絡をした。


その後、すぐに売れた。


ですよね!!

自分たちでもわがままだと思います。もったいなかったかもしれない。でも自分の心に嘘はつけない!


家探しはつづく。


【今回の学び】

図面だけではわからない。内見しないとわからないことがある。(家探し上級者は図面だけで決められるのかも!)


次回、「隣駅の中古マンション」




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