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女友達の恋のキューピッドになったら嫌われた話
こんにちは!コンビニまで片道5時間かかる首都圏在住のトヨコです。
タイトルの通りなのですが、「女友達の恋のキューピッドになったら嫌われた話」をしたいと思います。
もしかしたら何回かに分けるかもしれません。
「自分の友達・知人同士が結婚したら、その後も一緒に遊べて楽しそうだなぁ〜」とのんきなことを考えていた過去のトヨコです。笑
時を遡ること数年前。20代後半のトヨコ。大学も職場も男性比率が高い環境で過ごし、男女関係なくそこそこ友人がいて、飲み会やスノボや旅行など、独身OL生活を謳歌していたのでした(陽キャにはほど遠いですが・・・笑)。
一方、この話の主役である「女友達」は、役所に勤めている20代後半・同い年の「結婚を見据えた彼氏が欲しい系女子」でした。
彼女は、どちらかというと引っ込み思案な性格で、「合コンやアプリはちょっと・・・」といった感じでした。彼女の友人は片手に数える程度で、「4人以上の飲み会は疲れる」、と言っていました。
そんな彼女の恋愛事情は、「好きな人がいたことはあるけど、彼氏はできたことない」状態でした。けれども「20代後半だし彼氏は欲しい、結婚したい」とよく言っていました。
ちなみに彼女の見た目は、浅田真央さんをシンプルなお顔立ちにしたイメージです(伝わりますでしょうか)。以下彼女を「マオ」としますね。
マオとトヨコの出会いは、高校生の時。部活も違うし「いつも一緒にいる友人」ではありませんでしたが、クラスが一緒だったこともありお家にも一度だけお邪魔したことがある、くらいの関係性でした。マオのお母さんは上品そうな方で、マオは大切に育てられているんだなぁと感じました。
たまたま同じ大学に進学することになり、学部は違えどキャンパスは同じだったので、年に数回ランチに行く・お互いの一人暮らしの家に遊びに行くような関係性が社会人になっても細々と続いていました(きっとこの時は、トヨコも「サブ友人」くらいの認定はされていたかと思います笑)。
20代後半になって、マオは会社の先輩や同期が次々と結婚していくのを見て、「結婚したい」「彼氏が欲しい」という発言が多くなりました。
しかしながら引っ込み思案で彼氏がいたことがなく、大人数で話すのが苦手なマオはアプリや合コンには全く乗り気では無いようでした。
マオから「良い人がいたら紹介して〜」と何度か言われたので、大学時代の先輩を紹介することにしました。
大学時代の先輩は、電気メーカー系に勤める穏やかな方で、見た目に清潔感があってマオにも合うかなぁと思いました。メガネが印象的な方だったので、以下「メガネ先輩」とします。
トヨコはマオ、メガネ先輩それぞれに連絡を取り、日程を調整してお店を予約し、3人で食事会をすることになりました。食事会では、トヨコがマオとメガネ先輩の良いところやエピソードを披露し、和やかな雰囲気で解散となりました。
そして食事の際に3人で撮った写真を共有したい、という理由をつけて笑、
3人のメッセージグループを作成して、マオとメガネ先輩が連絡先を交換しなくても済むようにしておきました。
食事会の1ヶ月後、マオとメガネ先輩のそれぞれからメッセージが・・・!お付き合いがスタートしたとのことです。トヨコはとても嬉しかったのを覚えています。
マオとメガネ先輩は、ほぼ毎週末会ってカフェめぐりをして、ゆったりとした時間を共有していたそうです。
その3ヶ月後くらいでしょうか、メガネ先輩から突然電話が。なんだろう?と思い、出てみると、憔悴した声のメガネ先輩でした。話を聞くと「お互いの両親に会って婚約する予定だったが、ダメになった」とのこと。
えーーーーーー!そんなに進んでいたの!と、びっくりしたトヨコ。
ダメになった理由は、「宗教」でした。メガネ先輩の親戚が入信されていて、メガネ先輩自身は入信していないものの、そこがどうしてもマオとしては結婚に踏み切れなかったとのこと。
メガネ先輩は結婚するために親戚との縁を切る、とまでマオに言ったそうですが、それでもマオは首を縦には振らなかったそうです。
トヨコももちろん初耳でした。
「僕のことはいいから、とにかくマオちゃんを心配してあげて」とメガネ先輩から言われ、電話を切って急いでマオに電話。
マオは「好きで好きで仕方なかったけど、宗教はどうしても無理で、好きなのに別れるしかなくて・・・・」と、苦しい心の内を吐露していました。メガネ先輩と別れて1ヶ月くらいは仕事も休みがちで、あまり眠れなかったそうです。その間トヨコはビデオ通話をしたり、マオの家まで言って話をしたり、献身的に支えました。
それから2ヶ月後。少しずつ時間薬で元気になってきたマオ。「もう20代後半だし、また1から誰かと早く付き合わないと」とだいぶ前向きです。しかし、やはり引っ込み思案なマオは合コンやアプリは気が進みません。
となると、、、そうです。トヨコの出番です。また新たな男性を紹介することになったのです。この「新しい男性の紹介」をきっかけに、マオとトヨコは2度と会うことは無くなりました。
だいぶ長くなってきたので、続きは次回書きます!