新しい時代を生き抜く「独学力」を手に入れる!『キャリアをつくる独学力』
今回は、『キャリアをつくる独学力』をピックアップします。
ITの発展に伴う職種の変化、人口減少によるビジネスモデルの転換、さらにそこに拍車をかけた新型コロナウイルスの影響...。「キャリアショック」はいつ、誰にきてもおかしくない状況にあります。そんな中で、環境変化に適応するために欠かせないスキルとなるのが「独学力」。今日は、これからの時代を生き抜く「独学力」を高めるために最適の一冊をご紹介します。
独学とは、我流ではなく「学びの主体性」
「独学」という言葉に対して、どんなイメージがありますか?
学校に通わない学び、師を持たない学び、我流の学び......。もしかしたらネガティブなイメージを抱いている人もいるかもしれませんね。これに対し、著者は独学の定義を次のように再定義します。
本書では、独学力が注目されるようになった背景、仕事とキャリアと学びとの有機的な関係性、独学力を高める意味合いを解き明かし、独学に関する「Why」「What」「How」に答えていきます。
独学を実践するための50のヒント
独学の重要性は分かっているけれども、実際にどうやって独学を進めていけばいいのかが分からない...という人にも、本書は頼れるガイドになってくれるでしょう。
また、読者がすぐに独学を実践できるよう、さまざまなキャリアをもった独学者たちの具体事例、さらには、独学を支える知的基盤としてのリベラルアーツ(教養)を学ぶ作法も紹介しています。
キャリアだけでなく、人生を豊かにする「主体的な学び」
他にも、組織の中で「独学力が高い人」を育てるためのポイントも、人材マネジメントを考えるうえでのヒントになるでしょう。
世代を問わず、生活のさまざまな場面で活きる独学力を身につけ、主体的に学ぶことで人生のオーナーシップを取り戻していくーー。
本書がそのきっかけになれば幸いです。
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