見出し画像

新しい時代を生き抜く「独学力」を手に入れる!『キャリアをつくる独学力』

今回は、『キャリアをつくる独学力』をピックアップします。

ITの発展に伴う職種の変化、人口減少によるビジネスモデルの転換、さらにそこに拍車をかけた新型コロナウイルスの影響...。「キャリアショック」はいつ、誰にきてもおかしくない状況にあります。そんな中で、環境変化に適応するために欠かせないスキルとなるのが「独学力」。今日は、これからの時代を生き抜く「独学力」を高めるために最適の一冊をご紹介します。

独学とは、我流ではなく「学びの主体性」

「独学」という言葉に対して、どんなイメージがありますか?
学校に通わない学び、師を持たない学び、我流の学び......。もしかしたらネガティブなイメージを抱いている人もいるかもしれませんね。これに対し、著者は独学の定義を次のように再定義します。

独学とは「学びの主体性」を意味し、その「学びの主体性」は次の3要素から構成される:①学びのWhy ②学びのWhat ③学びのHow

本書では、独学力が注目されるようになった背景、仕事とキャリアと学びとの有機的な関係性、独学力を高める意味合いを解き明かし、独学に関する「Why」「What」「How」に答えていきます。

独学を実践するための50のヒント

独学の重要性は分かっているけれども、実際にどうやって独学を進めていけばいいのかが分からない...という人にも、本書は頼れるガイドになってくれるでしょう。

独学を実践するためのヒント:
◆ 学びのためにはファクトに対して謙虚になる
◆ 学んできたことを「捨てる勇気」も、時には必要
◆「バズワード」は背景を理解し、自ら再定義し、意味づけしてから活用する
◆「ネットワーキング行動」で、チャンスにつながる布石を打つ
◆ 新しい分野を学ぶ「ゴールデンタイム」を大切にする…etc

また、読者がすぐに独学を実践できるよう、さまざまなキャリアをもった独学者たちの具体事例、さらには、独学を支える知的基盤としてのリベラルアーツ(教養)を学ぶ作法も紹介しています。

キャリアだけでなく、人生を豊かにする「主体的な学び」

他にも、組織の中で「独学力が高い人」を育てるためのポイントも、人材マネジメントを考えるうえでのヒントになるでしょう。

世代を問わず、生活のさまざまな場面で活きる独学力を身につけ、主体的に学ぶことで人生のオーナーシップを取り戻していくーー。
本書がそのきっかけになれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?