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「新しい働き方」を再設計するためのバイブル!『リデザイン・ワーク』

今回は、『リデザイン・ワーク 新しい働き方』をピックアップします。

2020年春を境に、私たちの生きる社会は過去一世紀の間で最も大きく変化したと言っても過言ではないでしょう。社会全体がパンデミックを経験したことで、難しい課題を私たちは突きつけられました。ーーコロナ前の働き方を続けるのか、それとも、これまでの仕事のあり方をリデザイン(再設計)し、仕事をより有意義で生産性のあるものに変え、より柔軟性の高い働き方に移行するのか。
本書では、この「リデザイン」を組織として実行するための4段階のプロセスと、考えを深めるためのフレームワークを、世界の様々な企業の事例とともに紹介していきます。

4段階の「リデザイン・ワーク」プロセス

ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授である著者は、これまでの研究とコンサルティングの経験から、「働き方のリデザイン」のために、4段階のプロセスを本書で提案します。

①社員と社内の人的ネットワークと、社内の職種について理解する
②仕事のあり方を新たに構想する
③新しいデザインのアイデアについてモデルをつくり、検証する
④モデルに基づいて行動して、新しい働き方を創造する

「はじめに」より

実際には1〜4までの、どのステップから始めても構いません。
重要なのは、「自社ならでは」のモデルをつくることです。勤務場所、勤務時間、勤務日数...さまざまな選択肢が増える中で、今ほど仕事のあり方が会社によって異なる時代はありませんでした。
だからこそ、他の会社とは異なる独自の働き方のモデルを採用することで、優秀な人材を引きつけ、自社につなぎとめ、生産性を向上させ、その結果として企業としての成長を後押しすることが可能になるのです。

新たに構想する――「働く場所」と「働く時間」

自社に適した働き方のデザインを見つけるためには、自社の状況に関する深い理解を土台に、それぞれの会社で新たに構想する必要があります。
例えば、4つのプロセスの中の「②新たに構想する」のステップで、「働く場所と時間」の項目について検討するうえでは、次のようなフレームワークが役立ちます。

「これからの組織づくり」はここからスタート

②「新たに構想する」のほかにも、①「理解する」③「検証する」④「創造する」の各ステップで、考えを手助けするためのフレームワークと、さまざまな企業現場での経験談が紹介されています。他社の実例から何が学べるか、自社に応用できることはないかの、ヒントになってくれるはずです。

私たちに訪れた大変革の時代は、自分たちの仕事、同僚、勤務先の組織との関係を根本から変えるきっかけになるはずです。本書が、その変革への一歩を手助けする一冊になれば幸いです。

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