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背負うべき業?

私が毎週欠かさず見ているテレビ番組のひとつ。
『あざとくて何が悪いの?』

2023年8月6日放送回で印象深いトークがあった。
ゲストの鈴木愛理さんが、
「浮気されたことたくさんある」
と打ち明けたタイミングで、鈴木さんと田中みな実さんが共鳴トークを繰り広げた。

「でも、私、家族にも恵まれてて、お仕事も楽しくさせてもらえてるから」
「わかる!すごく家族にも友達にも恵まれてるから、だから私にはこういう人が来ちゃうんだって思ったの。私が背負わなきゃいけない業なんだって思う。」
「人生のプラスとマイナスを帳尻合わせてるんだと思って」
「人生経験が深くなって、こういう経験をすることでより自分がいい人になっていける糧みたいな」
「自分が幸せすぎる環境にずっといるから、神様が試練としてそういう人を与えてくれて、クズと付き合って底辺を味わうことで、それでもっと人の気持ちが理解できるってことだよね。」
「ネガポジのポジってネガがないとできあがらないじゃないですか。山と谷って人生言うじゃないですか。谷を経験した方がもっとデカい山ができるって話です。」
「いい経験したよね。」
「本当、だから、過去も全部ありがとうって思います。」
「ありがとう。勉強させてもらいました。ばいばーい」

この一連の流れが、妙に私の心に響いた。
かっこいい。
これまでの経験と人生の全てを俯瞰で見て、いいところも悪いところも受け入れて肯定できているからこそ、自分の言葉で話せるのだな、と。

べつに、辛い経験を乗り越えた人が偉いわけでもないし、順調な人が薄っぺらいわけでもない。

もちろん、すべての人が必ずどこかで乗り越えるべき試練を与えられているとも限らない。

ただ、壁にぶつかって、たくさん悩んで、心が折れそうになって(というか、ほぼ折れて)、それでももう一回立ち上がって、それを乗り越えた人の強さってあるのだろうな。

恋愛に限らず。

たとえ、他人から見たら大したことなかったとしても。
それぞれにふさわしい困難を乗り切った先には、少しだけ成長した自分がいるはずだから。

失敗した過去から何かを学び取れた時、それって結局失敗ではなくて、「成長に必要な糧」になる。
だから、自分の成長にとって必要なことだったと前向きに思えるようになる。

だからこそ、捉え方って大事だなあ。

いろんな経験をプラスの糧に、
優しくて、清らかな、たくましさを持てる女性になりたい。


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