好きだったクズ男へ

こんにちは
お元気ですか?
私は元気です。

あなたを忘れた自分が怖くて離れられなかった。
だけど離れたらこんなに幸せだったの。
知らなかったわ。

あなたしか見えなくて
絶対にあなたじゃないとダメ。
どうして振り向いてくれないのか分からなくて。
あなたが知らないところで
毎日
毎日
毎日
毎日
泣いてた。

知らないでしょう。

だってね、物理的に涙は流れないの。
心が泣いていたから。
だから私だって気づかなかった。

それがどれだけ自分を傷つけていたのか、
やっと今気づいているところよ。

そうそう、でもそんなことを話すためにこれを書いてるんじゃないのよ。

私、あなたのことを好きで後悔なんかしてないのよ。

だってね、私はあなたの事が
大好きだったから。
心の底から
あなたの事が
本当に大好きだったの。
他の誰かがそんな男に時間かけて無駄だったと言おうが、そんなの不純だと言おうが、いいの。

そういう事じゃないのよ。
私がどれだけちゃんと真っ直ぐ愛したかってことなのよ。

可愛かったわ。
何言ってもつんつんして
嫌なこと言って
貶してくるけど
でも私にかまって欲しくて仕方なかったのよね
素直じゃないわ。本当に。
かわいい。

いっつもあんな凛とした顔してるのに、
寝入ると、あんなに無防備に口を開けて寝ちゃうのね、そして小さくいびきをかいて
朝起きて
「うるさくなかったでしょ〜?」
ってイタズラな顔して言うの。
かわいい。

好きなこの前ではより大きな声を出してふざけてたね。もちろん私じゃないけど。
それもかわいい。
好きなんだね。
あなたも真っ直ぐなとこあるんじゃない。
自分のことひねくれてるって思ってても
でもちゃんと好きなんじゃない。

伝えられたかな?

私は知らないけど、好きなあの子は結婚しちゃうってね。あなたはどう思ってるのかしら。
泣いてるの?
かわいそうに。

誰か適当な女の子捕まえて
慰めてもらってるのかな
誰かいないと生きていけないんだね。

長い付き合いの友達とか捨てなきゃいいのに
もっと大事にすればいいのに。

バカね。