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㊲クラハ文化祭「恋かな〜肝試しアゲイン〜」本番@耳ビジ➕1

パイロット版として用意した私の妄想ドラマ。
本番の数が7作品になったので、もうひとつ追加することにした。

自分のを本番でやるのはどうかな?とは思ったが、クラハ活動が1番盛んでフォロワーが多い私のネタを披露するのが妥当かなというプロデューサー的発想で決めた。

肝試しのシーンのため、叫ぶセリフが多い。
リハーサルでボリュームの問題が浮上した。
イヤホンマイクをはずしてソッポをむいてなんとか、、、。

一方で、自分のナレーションのところについてはナレーターあるあるでハキハキ言ってしまう。
いちばん難しいポイントだった。

本番。イヤホンマイクを離した状態で喋り始めたら、ボリュームが小さくなってしまったらしい。
紙飛行機が飛んできたが、さすがにほとんどセリフがあるので開けられない。終わってからそれを読んでショックを受けた(笑)

とはいえ、相手役の藤本さんがラストのセリフでかなりタメを作ってきたのが面白く、演じながらときめいたので満足した。

ちなみに尾飛さんはSEなど順調にこなしてくれていたが、私たちが倒れ込むところで失敗し
「ドサッ」「ドサッ」「ドサッ」
3人倒れた形になった。

「寝返りの音ということで、、、(笑)」

Liveならではの失敗もまた良し。
パイロット版でアップしたものから少々修正あり。

『肝試しアゲイン』脚本:カワテツ
 
BGM テーマ曲①
 
NAロングロングアゴー。私が大学1年生だった時のことです。
テニスサークルに所属していた私は、3つ年上の先輩に憧れていました。
 
名前はヒガシさん。穏やかで飄々とした雰囲気でみんなの人気者。
歌手で言うなら山崎まさよしさんみたいな感じかな。
 
私はなぜかヒガシさんに可愛がってもらっていて帰る方向が同じだったこともあり
何度か彼のクルマで家まで送ってもらったことがありました。
でも、彼に彼女がいることは知っていたので‥
 
BGM FO
 
夏休み、淡路島でサークルの合宿がありました。夜、男女ふたりがペアになって 肝試しすることになったんです。
ペアはくじ引きで決めることになりました。
誰と一緒になるんだろう、ちょっとドキドキしていたら‥
 
SE ① 虫の鳴き声
 
部長「じゃあ、次のカップルを紹介します。トヨコさんとは‥東さん!」
 
ガヤ「ヒューヒュー」
 
東   「トヨちゃんと一緒か」
 
トヨコ「がっかりしました?」
 
東   「そんなことないけど。肝試しがなあ‥」
 
トヨコ「私、こう見えても怖がりなんですよ。頼りにしてますね、先輩。よろしくお願いいたします♡」
 
NA 冷静なふりはしてたけど、心の中のドキドキはマックス。
   そして、とうとう私たちの順番になり。
 
SE ②(狼の声)
 
東「お、思ったりより、く、暗いね」
 
トヨコ「ほんと、真っ暗」
 
東「うぉあーー」
 
トヨコ「ど、どうしたんですか?」
 
東「今、そっちに何か、ヤヤヤヤバイヤバイヤバイ、わあ!!」
 
トヨコ「きゃ!びっくりするじゃないですか。何もいませんよ」
 
東「いや、でも、あーーー!」
 
トヨコ「ひょっとして先輩、私を怖がらせようして‥」
 
東「ゴ、ゴメン。悪い今そんな余裕ない。あ、いや、もう、うぁ、ギャーー」
 
NA 東先輩はものすごい怖がりだったんです。でも、幻滅とかはまったくなくて、
   意外な一面をみてむしろかわいいなと思ったくらいで‥
 
トヨコ「大丈夫ですよ。私がついてますからね。頑張りましょう。一歩ずつ前に進んで。
はい、右左右左。 ほら、明けない夜はない。終わりのない肝試しはない」

NA こうして実際の肝試しは私がひたすら励まし続けて終わってしまいました。
   でも時々思うんです。もしあの時、二人に何かのアクシデントがあったとしたら‥
 
SE③(時間を巻き戻す)
 
東「ゴ、ゴメン。悪い今そんな余裕ない。
  あ、いや、もう、うぁ、ギャーーー。‥あ、痛っ!!」
 
トヨコ「どうしたんです?」
 
東「いや、なんか、このへん打ったみたい。痛ってぇーー」
 
トヨコ「大丈夫ですか? 先輩。私の肩につかまってください」
 
東「悪いね、トヨちゃん」
 
NA そう言うと先輩は私の肩に手を置きました。
    その瞬間でした。私はバランスを崩してしまい‥
 
東&トヨコ「あっーー!」
 
SE ④草むらに倒れる音
 
NA 気がつくと先輩と私は草むらに折り重なるように倒れ、彼の顔が私の15センチ先にあったんです。
 
東 「トヨちゃん」
 
NA そして私たちは‥
 
BGMカットイン♪テーマ曲①
 

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