㊳クラハ文化祭「恋かな〜吾輩は猫である。名前はタケシ〜」本番@耳ビジ➕1
膝枕erのヤマネタケシさん。脚本補をお願いしたことからご褒美(笑)に妄想を叶えることにした。
本人が猫であるという設定で、どうすれば本人も聴いている人も胸キュンできるのか?
甚だ疑問だったが、、、。
カワテツ作の脚本はなかなかの仕上がりだった。
さすが「僕も猫は憧れる」と言っていただけある。
ただ、なかなかの仕上がりだったのは途中、ユウキが家に来るところまで。
「ラストが思いつかない。煮詰まっているのでアドバイスをくれ」
と振ってきた。その後2人は別れ、たけし猫が千尋を守る。そういうエンディングにはしたい。
そこで、効果音による時間経過と電話の1人芝居で一気にラストまで持っていった。
千尋にたけし猫がギュとしてもらうシーンは何度ももう描かれていたので
ラストは逆にタケシ猫が千尋に寄り添うことに。
私がたんに「顔のそばに丸まった」と書いたのをカワテツさんが「ゆっくり伸びをすると、小さく丸まった」と丁寧に描写してくれたことに細やかな感動を覚えたエンディング。
タケシ猫はリハーサルのときからとても良かった。桜井ういよちゃん演じる千尋もアニメ声優らしい萌えキャラ。ユウキのチャラい雰囲気も賢太郎くんがやりきってくれた。
タケシ猫は「にゃー」だけで感情を表現する。
これがまたリクエストするとうまく演じてくれるので、アドバイスのし甲斐もあった。
安心して本番を迎え、タケシネコは松本梨香さんが「梨香も猫になりたい!」と絶賛してもらった。
最初は半信半疑だったが、猫への憧れは多くの人の共感を呼んだ。
『我が輩は猫である。名前はタケシ』脚本:カワテツ
BGM:テーマ曲
タケシNA 僕の名前はタケシ。 5才。オスのトラネコだニャン。おっと、僕の千尋が帰ってきた。
BGM:テーマ曲FO
千尋 「タケシただいま。 ん~。おとなしく待っててくれたんだね。タケシに早く逢いたいから即効で帰ってきたよ。」
タケシ「ニャー」
千尋「いい子いい子。よしよしよしよし。 ギュ!ギュ!ギュ!」
タケシ「ニャー」
千尋「今日はどんな仕事したと思う? 『自滅の海馬(ジメツのカイバ)』ってアニメでね。
私は精神科医の役なの。 記憶を失った主人公の脳の中にミクロになってね・・・」
タケシNA「チヒロは、人気声優なのだ」
千尋「でね。その患者役の声優さんが、声もいいけど、顔も超タイプでさー。」
タケシ「ニャー(怒る)」
千尋「あ、やかないやかない。もう、タケシ、カワイイ。ギュギュ!」
タケシNA「千尋の膝枕が一番だニャー」
タケシNA 「しかし、そんな幸せな日々はもろくも崩れ去った」
千尋「ただいま。ゴメン、タケシ、いまからお客さんが来るの。ほら、この前言ってたイケメンイケボの声優さん。」
タケシNA「え? この部屋に俺以外の男が来るってこと?」
ユウキ「(さわやか)お邪魔しーます。おー結構、キレイに片づいてんじゃん。
あ、君がタケシ君か。初めましてユウキです」
タケシ「(敵意)ニャー」
千尋「よかった。ユウキさんが猫好きで」
ユウキ「ほんとほんと大好き大好き。ま、チヒロちゃんの次くらいだけどね」
千尋「もー、何、言ってるんですか」
タケシNA その夜、僕はゲージに入れられたまま、チヒロとあの男は隣の部屋で‥
タケシ「ニャァ、、、、(悲しそうに)」
タケシNA「そんな夜が何回かあってはや1カ月」
SE:チクタク 時計の音
(電話一人芝居)
千尋「わかった。じゃあ、私たちもう終わりにしよ」
千尋「ねえ、最後にひとつだけ質問してもいい?」
千尋「ユウキ、猫が好きってホント?」
千尋「‥やっぱりね。そんな気がしてた」
千尋「タケシ~。ゴメンね。猫が好きなんて嘘ついてさ。何であの男の本性、最初から見抜けなかったんだろ。私ほんとバカだよね(泣く)」
たけし「ニャァ、、、、」
たけしNA 泣き疲れた千尋はそのまま眠ってしまった。僕はゆっくりと伸びをしてから、千尋の顔のそばに小さく丸まった。
たけし「僕はずっとここにいるからね。いつまでも‥」
BGM:テーマ曲