0歳と0歳
僕がスポーツ指導の現場に入ってから、だいたい14年なりました。
スキーだけでなく、大好きなフットサル競技も色んなチームを作ったり指導したり。
始めてみたい人に向けてのイベントもたくさんやりました。スキーは受講年齢は小中学生が7割くらいかなと思います。
それと並行して、まだこちらはノウハウも経験もまだまだの事が。
育児です。父親になってやっと5年半です。
5年生かな。
家族の変化
僕がまだ中学生の頃は、家庭科の教科書には核家族という言葉が記載され、職業をめぐる環境が変わり段々と増えていくだろうという内容だったと覚えています。
まさに的中というか、もうほとんどの世帯がそうなり、家屋の敷地は同じでも同居はマイノリティだと思います。
ちょっと前置きが長くなりましたが、育児で思い悩む方は多いのはこうした環境下が常態化しているからかなと。
俺がわたしがなんとかしなきゃ。
無事出産の後、我が子の明るい未来のために全力を尽くそうとするのがどの親御さんの念頭にあると思います。
僕もそうです。
何かしらプレッシャーがあり、うまくいかない事があり、その度自分を責めてしまう。
僕は実子と触れられる時間が多く取れる職業なので、育児には他の方よりも時間が傾けられるのでそう感じる時が多々ありました。
僕よりも妻の尽力にはいつも頭が上がりませんが。
お互いに子どもたちをどうしていこう、と話せる仲なので、周りの方のお話を聞くとまだ幸運なのかなとすら思いました。それでも2人で悩むことはたくさんあります。
ドキッとする話、2人で悩めないご夫婦もいるかもしれません。ワンオペというやつかな。
今日の記事の本題。
大先輩である義父が話した事がずっと忘れられません。だいぶ楽に考えられるようになりました。
見方
「産まれてきてくれて0歳、父親も母親もそこからそれぞれ父ちゃん母ちゃんとして0歳のスタートなんだ。」
僕は幸いにも頼れる義父や義母が一緒に暮らしてるいるので、たくさん助けてもらえます。だけど、我が子にやはり最後に言って聞かせるのは親の役目です。
その際に、自分の力だけでどうこうしていけない瞬間が必ずあります。途方に暮れます。
それを乗り越えていくには、自身も今目の前の我が子とともに0歳児として経験をているんだ、勉強しているんだと、塞ぎ込む前に気持ちを切り替えます。
僕はS.A.C.でもスキーもフットサルのコーチも、最近頑張っているパーソナルトレーニングの際も、受けている方の目線に下がって話をしています。
自分はできるのに、相手ができないのはなぜだろうと考えるからです。
自分が指導をしているけど、常に相手から指導を受けている感覚に陥ります。
大人の方を相手にするとさらにその思いが強くなります。
子育てもそう。
我が子なので、できて当たり前的な先入観でみません。逆に自分の子どもだから無理・・・的な事も一切口にしません。まだ0歳だから、どうにでもおっきくなれる!たとえば今日初めてサッカーチームに入った子も、0歳でスタートと思って!!(笑)
自分が出来なかった時を思い返して、あぁ、こんな風に声かけてもらえるとやる気が出るな、次は失敗しないかも、楽しくやれるようになるなと。
頭ごなしに言いたいこと伝いたいことを言うのではなくて、お互いが学んでいるんだ。
そうして息子たちと向き合うようになりました。
何かの足しになったり、重荷が軽くなりそうになったら幸いです。それでは。
豊明市S.A.C.ちびっ子教室
吉谷康志
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