ながめより、景色よりも
成れるのかな、よりも成ってみたい。
重責にも感じましたが、そこまでに成りたい。
一目
息子のスポーツのことで話がしたいと言われ、S.A.C.が終わった後に近くの物凄く煙たい店内の焼肉屋さんで落ち合いました。
めっちゃ美味しいよ!
お会いした方は、S.A.C.のOB。ご兄弟もみなさんうちに通われていました。
僕と同い年でいつもニコニコしている表情を湛えていた方。
焼肉屋さんではバスケットと豊明のスポーツ環境、体の使い方についてのお互いの考察を話しました。
2人で特にフォーカスした話は、「子どもに指導することの難しさ」でした。
彼はすでに癌を患っていて、食事に誘われていたんですが食べられるのかなと心配していました。
しかし量はなくとも、箸は進んでいたので安堵しながら会話と食事を楽しみました。
焼肉に行く前に何回か僕のパーソナルトレーニングに来て、息子さんたちのランニングやバスケットの動作について指導させて頂きました。
治療にも専念されていたの、その後個人的にお会いするのがなかなか困難でした。
家族のことや仕事、そして自身が置かれている状況を考えると、同い年だから分かち合えること、僕がS.A.C.で実際に指導していない人でも、もっと会ってたくさん話をすればよかったと後悔が拭えません。
それ以上に、年少からまずは9年間成長を見届け、そして中学になっても声をかけて、活動を共にし、社会人になっても付き合い続けていた阪野先生、しのぶ先生の寂しさは・・・どれほどのものだろう。
存在に
彼のお兄さんから、出棺する際の手紙にS.A.C.のことが書いてあるからコピーを渡すと伝えられました。
手元に頂いたのは、彼のお父さんが綴ったものでした。
ほぼ冒頭から、家族旅行の思い出と共に、ちびっ子での北アルプスのことやスキー合宿のことが書かれていました。
社会に出てからの素養や良い人柄を形成できたのもちびっ子のおかげだとありました。
僕はしのぶ先生と一緒に読んでいたのですが、こんなにうちのことをお父さんが考えてくれていたなんてと言葉を詰まらせました。
側から見れば、僕らは習い事の先生の1人です。
たまに塾の講師などが、人生を変える出会いだった!的な話をテレビで見ますが、本当に稀な話だと思います。学校の先生の方がそうしたお話は多いかな。
僕が一番胸が熱くなったのは、その人の最期に家族の方々がこんなにS.A.C.を思い返してくれたことです。
ただ教室に通っているだけ、何も冒険しないだけではこんな関係になり得ない。
一緒に苦楽や困難、喜びを分かち合えたからこそです。
槍ヶ岳にも行ったそうです。
そんな一生関係しあえる生徒を増やしたい。
もっといっぱい接したり、いい体験させよう。
僕らしく。
そのためには、もっと学ばないと。
Nさん、闘病生活お疲れ様!!
あっちでゆっくり美味しいカレー食べてね。
三脚を立ててここに
今回の記事のちょっと不思議なタイトル。
不思議だけど大切なお話をさせていただきます。
彼の訃報を耳にした時でした。
頭の中で、すでに解散してしまっている甲本ヒロト・真島昌利が引っ張るザハイロウズの「サンダーロード」という曲が浮かんできました。
なんでこんなタイミングにコレ?!と思いながらも、その日は車の中や事務作業の時に聴いていました。
彼の死のショックの気を少しでも紛らわせるつもりでもありました。
歌詞を紹介すると色々面倒な世の中になったのでここでは載せられませんが、通夜に参列した際のことです。
焼香し故人の顔を拝見させていただいて、ご友人やご家族とお話をしている時に斎場のモニターにはスライドショーが流れていました。
幼少期から結婚式、就職時に撮ったものなどが流れていました。
ふとその写真を眺めていると、ハッとさせられる写真が目に止まりました。
ご本人たちに聞いてはいないのですが、きっと新婚旅行で有名なアメリカの国立公園?らしき風景をバックに、「2人並んで」写真を撮っていました。
それがまさにサンダーロードの冒頭の歌詞にぴったりで。
興味が湧いた方はぜひこの曲聴いてみてくださいね。
子どもを授かるとなかなか機会がないと思いますが、スマホであれ紙の写真であれご夫婦のみでの写真、撮っておくときっといいです。
寂しくなったり、喧嘩したり、不仲になりそうな時このnoteを思い出しつつ、そっと写真を見返してみてください⭐︎
騒がしいかもしれませんが、サンダーロードも聴きながら。。。
スポーツに、できること。
豊明市S.A.C.ちびっ子教室
吉谷康志
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