ウマ娘が30年の時を越えて湧き起こしたテイオーコールの話
ウマ娘5thアリーナツアー名古屋。ツアー全通を掲げてる自分はもちろん参戦しました。毎度の事ですが期待を絶対に裏切らないどころか、余裕で超えてくるのがウマ娘。
両日を通じて素晴らしいライブになったのは勿論な話で、今すぐにでもレポートは書きたいのです。しかしセントライト記念を見るため移動中でアーカイブ配信をまだ見れてない自分は、現地に立った記憶の状態である出来事の事を綴りたくnoteを開きました。
winning the soulにて
day1、day2共に披露された「winning the soul」。本ライブツアーでは関係性が顕著に現れるウマ娘で歌唱メンバーが組み合わされる事が多いです。
day1では同期として凌ぎを削りあったトウカイテイオー、ナイスネイチャ。ミホノブルボン、ライスシャワー。スペシャルウィーク、キングヘイローというメンバー。day2ではクラシック二冠のゴールドシップ、ネオユニヴァース、トウカイテイオーという顔ぶれ。
(スペとキングに至っては現代競馬でも血統が大活躍しててBMSとかバチバチにやりあってますね)
生涯で3度しか挑めない曲な訳ですからウマ娘においても重要な一曲。そんな曲であるトラブルが発生したのがday2の事です。なんと、テイオー役であるMachicoさんのマイクが故障。それでもパフォーマンスを続けてマイクも交換しますが、声が入らない。
観客席からざわつきも聞こえる中、曲が進むにつれて聞こえてきたのはテイオーの歌唱パートを合唱するトレーナーの声。つられて自分も思いっきり歌う。そしてゴルシ役の上田さんとネオユニ役の白石さんもカバーに入ってた気がします(映像を確認できてないので記憶だより...)。トラブルこそありましたが、会場一体で創り上がったwinning the soulだなと感じ胸が熱くなりました。
しかし本音は不完全燃焼。そんな事を思っているとアンコールで...
テイオー復活、winning the soul再び
アンコールで完全新曲の披露。この後はMCからうまぴょいで〆かなと誰もが思う中でシークレットゲストのたづなさんから「お願い」が。winning the souという単語が聞こえてきて、いやー仕方ないよ...!と勝手に先走って思ってたら、なんと「再披露」というお願いでした。会場のボルテージが今日一番高まってたと思います。
センターステージに居たMachicoさんがメインステージへ向かう最中に湧き上がるテイオーコール。そして披露されたのはテイオーが蘇ったwinning the soul。このひと部分はネットニュースになってTwitterでは大量のRTとファボが。忘れられない思い出になりました。
30年越しのテイオーコール
これ書いてる人はディープインパクトと同い年なので、かつて巻き起こったテイオーコールは当時の映像でしか分かりません。当時なんて語れる物ではないのを承知の上でも書かせてください。30年の時を越えて再びテイオーコールが巻き上がったんだなと。
ちょうど30年前の有馬記念で、トウカイテイオーが奇跡の復活を遂げる勝利。当時の中山競馬場はテイオーコールに包まれていました。
今回のウマ娘ライブでは声出しが解禁され数えて3、4度目のライブ。随所に声を出す場面が存在し、実はday1でもアニメ10話の再現で必然的にテイオーコールが発生する場面がありました。しかし、そんなday1や他のコーレスと大きく違うのが「自然発生」という事。自分も含めてですが、人口が増えてから声出しの回数が少ないコンテンツのライブでこのような一体感あるコールが発生する事は凄いなと思いました。
曲中トラブルが発生する中でもキレッキレのパフォーマンスを続けるMachicoさんに心打たれましたし、アンコールでテイオーコールと共にステージに向かう姿が主人公すぎて、目頭が熱く。全員で創り上げた最高のライブだったなぁと、テイオー孫を応援しに行く最中の新幹線で思い返しました。
さぁレーベンスティール、じいちゃんの忘れ物を取りに行くぞ。