ウマ娘3期にモヤった部分を全部書く

Twitterにボロクソ叩く文章を垂れ流し続けるのもTL汚染なのでここに書いて終わり。(忠告:オタクがお気持ち表明~ってやつです。)

勝者の扱いが酷い

5話の宝塚記念を見て酷いなぁってすごい思いました。当該レースではマリアライトがキタサンを差し切りドゥラの猛追を凌いで1着になっていますが、そのマリアライトの扱いが酷い。リバーライトって言う偽名で登場しているまでは理解できますが、それにしても一緒に出走しているメンバーが差されて「誰!?」はちょっと。穴馬が突っ込んできて観客が「おお!?誰!?」ってなるのとは別だと思います。キタサンとマリアライトって有馬でも近い順位になってますし、鞍上のつながり的にも「誰?」でまとめるのは無理があると思いました。武さんと蛯名さんは同期。

そこからもマリアライトが後ろで飛び跳ねてるのは良い(可愛い)のですが、ひたすらにキタサンとドゥラ同士で健闘を称え合ってるだけで、マリアライトが勝った事実を描かれてるシーンが入線した所と後ろでヤッターって飛び跳ねてる所だけ。ドゥラメンテが脚を故障した描写は史実通りですし、あそこで終わっていればまだ良かった。5話のテーマ的にこう描くほか無かったと思いますが、それにしても1着馬の扱いが酷いなーって見てて感じました。

ゴールドアクターの有馬記念は完全にメインを引退レースのゴルシに持って行ってた(当日は引退式)ので、ゴルシとウチパク最後のまくりで大いに湧いた雰囲気的にもとても良いなぁと思ったんですが、宝塚記念のはちょっと見てて酷かった。

同年代の登場人物が少なくてスッキリしない

マリアライトしかり、ゴールドアクター、カレンミロティック、リアルスティール不在でよく3期やったなぁと正直思いました。最低限ドゥラの他に必要不可欠なメンバーだと思ったので。現に2期のメンバーとしかキタサンが絡んでないのが現状です。やっと5話でドゥラと話したぐらい。自分はネイチャもライスもブルボンも大好きなんで全然良いんですけど、本当はここも2期やRTTTみたく同年代の誰かと絡んでるべきだと思うので、ネイチャのトレーナーな僕から見てもあまりよろしくない。それこそ、リアルスティールとか菊でも古馬でも戦ってるので良いライバルだと思いましたが。

特にレースとか、菊で競ったリアルスティールも偽名なので絡みが無いですし、カレンミロティックを差し返した熱い春天はバッサリとカット。マリアライトの扱いは前述通りで一番かわいそう。ダイヤの世代に関してはヴィブロスヴィブロスしか登場していないので(おそらく絡み少ない)もっと薄味に。許可取れませんでした!なら仕方ないと思いますけど、取らなかった!出さなかった!だと…。中途半端にレース描くならダイヤのクラシックはいっそのこと語り口だけで良い気はします。描くならマカヒキとの熱い戦いが見たかったので…。川田さんとルメールさんが交わした握手も無くて、知らない人が見ると単なるダイヤの負けですから。

アニメという視点で見れば2期の続編かもしれませんが、競馬という視点で見れば2015年からのお話なので、この辺りがとても残念。まだネイチャもブルボンもキタサンと共通点があるので良いですが、それでもごり押し感が否めなくてちょっと。

キタサンの話はテイオーみたいに「挫折を乗り越える」では無くて「強敵と戦って行く」が特に面白いと思うので、5話までが致命的。

「負け」が重く感じない

キタサンの負けたレースを多く描いてる割にあまり負けを重く受け止められない気がします。皐月賞の「負けちゃった~!?」とダービーの「負けちゃった…」の対比はとっても良かったのに、それ以降がう~ん…。雰囲気的には1期に似てる。1期はスぺが負けた菊もJCも有馬記念もサラっと流して終わりでした。スぺの時代は終わったとか言われてた京都大賞典の描き方は…ちょっとね…。

大阪杯は当時G2なのでまぁ導入ぐらいか。しかし宝塚記念は「あなたはマリアライトに負けたんだよ!?」って感じ。

RTTTとか、ダービー負けて大泣きしてるトプロ見てると1勝の重みを凄い痛感したり。確かにキタサンは勝ち鞍が多いのもあるけど、大接戦で勝った春天を特訓シーン多めでカットしてまで負けた宝塚記念を重点的に描くならもっと重い一敗な感じにしてほしかった。実際ドゥラメンテ最後のレースですから。

最後

今までウマ娘に肯定的な意見しか出てこなかったんですが、一番楽しみだったカレンミロティックとの叩き合いが大カットされたのを境に色々と3期に思う事が噴出。マリアライトの扱いを見て「うーん、RTTTか2期見よう!」と新規に進めるぐらいには酷いと思いました。多分4話5話の50分よりも今年の天皇賞秋の1分55秒2とか、ドゥレッツァの菊が充実して楽しいと思います。

巷で言われてるけど、1期に似た感じに戻って来たんですよね。まくって来たマリアライトに向けて同じ出走者が「誰!?」なんて抜かすようなレース中のギャグなんて要らないと思いますし、RTTTとか2期みたいに熱いレースがみたいです。特にいろいろな強敵と戦ってきたキタサンの話ですからレース中は真面目にやらないといけないはず。

「これ以上キャラを出すと掘り下げきれない!」とも言われてますが、2期のメンバーが数多く登場する時点で…。

という、6話以降どうやって取り返すのか少し期待してる人でした。

JBCクラシックはウィルソンテソーロとメイショウハリオの馬連で勝負。

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