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ニューヨーク単独ライブを連れと観に行った話①

待ちに待った8月16日。
ついに待ち侘びたこの日がやって来た。

思い起こせば単独ライブの東京公演のチケットが取れず梅雨明け前に今年の夏が終わりを告げていたそんな自分に吉報が届いた。

そう『ニューヨーク東京凱旋公演』の追加決定である。

引きの弱い自分はどうせ凱旋公演もチケット抽選ハズレるんやろなーとスマホ片手に鼻をほじりながら
チケット公演詳細ページを確認するとそこには何と
「先着」の文字が。
光明である。鼻をほじるのをやめ、フリック入力のできない自分は鼻をほじった右手も駆使し連れの分も合わせてチケット2枚を無事確保。

梅雨が明けた。

チケット確保後は凱旋公演を生き甲斐に仕事も
それなりに頑張った。

神は試練を与える。

公演3週間前に原因不明の腰痛になり毎朝起き上がるまで30分を要し、杖がないと歩くこともままならず、まさに『そろそろ』と歩くのがやっとで
パンツや靴下を自分ひとりで履くことも困難な
状態となり凱旋公演に行けるのか?と暗雲が立ち込める。

世はパリ五輪である。
画面に映るアスリートに自分を重ね合わせ、毎日身体のケアをしながら調整を重ねその日に照準を合わせた。

日本のメダルラッシュで感動と歓喜に湧く中、
凱旋公演まで1週間を切った。

気付けば腰の痛みも何処かへ飛んでいき
満を持して凱旋公演を待つのみとなった。

そんな時だ。
携帯のニュースに目をやるとまさかの事態に
目を疑った。

台風7号である。
5号、6号と矢継ぎ早に発生して追い打ちをかけるような7号。
数日間で3連発、3冠王を取った時のヤクルト村上様を想い起こさせる3連発だ。

『16日に関東直撃』『交通機関もストップへ』
『各所イベントも中止』など不安を煽る文字が。

こんなこともあろうかと思い
15、16日は仕事も休みにしていて
万が一に備えて前乗りもできるようにしていた。


つづく。

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