システム屋から見た「コロナ関連 給付金申請システム」の出来具合
世界的な混乱を巻き起こしている「コロナ騒動」
今回のコロナ禍での経済活動低下により国の支援策として
・持続化給付金「中小企業最大200万円、個人事業者最大100万円給付」
・特別定額給付金10万円
これら、国民が注目する給付金が「オンライン申請」が可能になった。
「オンライン申請」についてシステム屋の観点から考察
過去に例を見ない程の大規模の仕組みで
担当者は「システム屋冥利に尽きます」が・・・
絶対にミスが許されず、緊急事態の急ごしらえ(多分担当は不眠不休で対応)物凄いプレッシャーの中でのシステム開発だったと想定でき
「本当に頭の下がる思いです」
しかしながら、ユーザー目線で考えた時に大きな課題も見えてきました。
その1 持続化給付金ログインエラー不具合
5月1日のオンライン申請解禁日に一気にトラフィックが集中(これは想定内)プラットフォームは「Salesforce」と言う世界的にも実績ある仕組みを利用しているので処理能力的にも充分実績もあり良いと思います。
しかし、仕組み側で何らかの不具合(検証ミス?経験ミス?)があり
結果的にミスが重なり余計にサーバー負荷をかける事になりトラブルが拡大しました。
これはシステム屋の見立てですが
一般的な仕組みの中で今回のトラブル内容を想定してみました。
一般的な情報登録処理は処理分散を行うために複数のサーバーで分散化して冗長化を行います。
冗長化とは、システムの一部に何らかの障害が発生した場合に備えて、障害発生後でもシステム全体の機能を維持し続けられるように配置運用します。
一般的な処理フロー
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