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金魚との生活がもたらす小さな幸せと大変さ


お祭りで目にする「金魚掬い」。子どもと一緒に出かけると、必ずその屋台で足を止めます。キラキラと水面に泳ぐ金魚に目を輝かせながら、子どもが「やりたい!」と言うのは、もはやお決まりの光景です。

ただ、子どもが金魚を掬うのはなかなか難しいもの。結果的にパパが腕を見せる番になります。初めての時は一匹だけでしたが、最近ではコツをつかんで、1回の挑戦で3匹は掬えるようになりました。その結果、今では家に9匹の金魚が泳いでいます。

水槽の数が増える日常

金魚の種類もさまざまで、オレンジ色の普通の金魚、黒い大きな目の出目金、そしてその中間のような金魚たち。さらに、大きさも小さなものから立派に成長したものまで様々です。それらを一つの水槽に入れると、体格差や性格の違いからケンカをしたり、餌を独り占めしてしまったりと問題が出ることが分かりました。

そこで、水槽を種類別・大きさ別に分けることに。しかし、これが予想以上に大変でした。今では家のあちこちに水槽が並び、それぞれの水槽に必要な設備も揃えています。

パパが引き受けた金魚のお世話

もちろん、金魚たちの世話はパパの仕事です。毎日の餌やり、水の交換、水質の管理。さらに冬場はヒーターを完備して、金魚たちが快適に過ごせる環境を維持しています。子どもたちは可愛い金魚たちを眺めるのが大好きですが、実際の作業はほぼパパが担当。「お祭りの時の金魚掬いの結果が、こんなに大掛かりになるとは思わなかった……」とぼやきつつも、泳ぐ金魚たちを眺める時間が癒しになっています。

金魚が教えてくれたもの

金魚との生活は、大変さと癒しの両方をもたらしてくれます。小さな命を守り育てる責任を実感しながらも、彼らが泳ぐ姿を見ると、日常の喧騒から少し離れられる気がします。

今では子どもたちも金魚への愛着が増し、「次はどんな金魚を迎えようかな?」と話すようになりました。でも、これ以上水槽を増やすのはちょっと厳しいかも……。

金魚掬いで始まったこの生活。大変だけれど、それ以上に小さな幸せを与えてくれる存在です。

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