家づくりで悩む「平屋 or 2階建て」問題

家づくりを考えたとき、多くの人が直面するのが「平屋にするか、2階建てにするか」という選択。私たちは最終的に平屋を選びました。その理由や実際に住んでみて感じたメリット・デメリットをお伝えします。

平屋を選んだ理由

1. 土地が広めに用意できた
平屋を建てるにはある程度の土地が必要です。我が家の場合、幸運にも広めの土地を確保できたので、平屋を選択するハードルが低かったです。
2. 将来的に2階を使わなくなる可能性
家づくりの際、先輩方から「年を取ると2階は使わなくなるよ」という意見をたくさん聞きました。老後を考えると、階段の昇り降りがなくワンフロアで完結する平屋は魅力的でした。
3. 子どもたちと関わり合える間取り
子どもたちが成長して思春期になっても、家族との関わりが持てる家にしたいという思いがありました。そのため、リビングを通らないと子ども部屋に行けない間取りを採用。平屋だと動線がシンプルで、このレイアウトが実現しやすかったのもポイントです。

平屋に住んでみて感じたこと

良かった点
1. 掃除が楽
ワンフロアなので、掃除の効率は抜群！ロボット掃除機を導入したことで、掃除の手間がさらに軽減されました。2階建てだと階段部分や2階の掃除が意外と手間ですが、平屋ではその心配がありません。
2. お風呂に窓をつけなかったのは正解
湿気対策としてお風呂に窓をつけない選択をしましたが、これが大正解。浴室内の湿気がしっかり排気され、カビ知らずで快適に使えています。
3. 生活動線がシンプル
平屋はどの部屋にもアクセスがしやすく、家族間の距離感がちょうど良いです。子どもたちも安心して部屋を行き来できています。

後悔している点
1. 玄関と寝室の距離が近い
コンパクトな平屋ならではの問題ですが、玄関と寝室の距離が近いので、夫が夜にコンビニへ行くときなど生活音が気になります。特に夜中は静かなので、音が響きやすいですね。
2. 床暖房にしなかったこと
無垢材の床に憧れて採用しましたが、寒い冬は床暖房を採用すれば良かったと後悔しています。足元の冷えが結構つらいので、寒さ対策は入念に考えるべきだったと痛感しています。

平屋を検討している方へのアドバイス

• 土地の広さをしっかり確認
平屋は横に広い分、土地の広さが必要です。また、間取りによっては玄関や部屋の距離感も気にするべきポイントです。
• 生活音対策を工夫
防音対策として、部屋の配置や壁材選びは慎重に。特に寝室やリビングなど、静かに過ごしたい場所は玄関や共用スペースから少し離れるよう設計するのがおすすめです。
• 床暖房や断熱を検討
無垢材にこだわる場合でも、床暖房や断熱性能の高い設計を考慮しましょう。冬の快適さが格段に違います。

平屋と2階建て、どちらを選ぶかは家族のライフスタイル次第ですが、平屋には平屋ならではの魅力があります。将来的な暮らしを見据えて、自分たちに合った選択をしてみてください！

同じように家づくりで悩んだ方の経験やアイデアも、ぜひコメントで教えてくださいね。

※追記
平屋は子育て世帯には特に大きなメリットがあると感じています。ですが、我が家にはちょっとユニークな現象が起こりました。それは、子どもが「階段大好き」に育ったということです。

平屋に住む家庭での階段の存在感

平屋暮らしでは、当然ながら日常生活に階段はありません。それが普通になっているわが子にとって、どこかで階段を見かけるたびに新鮮で魅力的な存在として映るようです。

例えば、ショッピングモールや公園にある階段を見つけると、目を輝かせて駆け上がっていく姿が印象的。「上がって、下りて、もう一回！」と、無限に楽しんでいます。エスカレーターやエレベーターよりも断然「階段！」なのです。

日常から「特別」になる階段

平屋に住んでいることで、子どもにとって階段が日常の風景ではなくなり、「珍しいもの」に変わったのかもしれません。

まるでアスレチックのように見えるのか、ただ上がったり下りたりするだけで楽しそう。「ここに住んだら毎日階段ができるかな？」なんて家を指さして言うこともあります（笑）。

階段遊びから得られるメリット

実は階段遊びにはいろいろなメリットがあります。
• 足腰の強化
• バランス感覚の向上
• チャレンジ精神が育つ

親としては「楽しみながら体力づくりができていいな」と思いますし、どこに行っても階段を見つける楽しさを共有できるのも嬉しいポイントです。

平屋でも階段は暮らしの一部

「平屋だから階段のない生活」ではありますが、こうした形で階段が暮らしの中にユニークな形で存在しているのは面白い発見でした。

将来もし家を建て替えることがあれば、「少しだけ階段を取り入れるのもアリかな」なんて思う今日このごろ。平屋でも暮らしを工夫することで、子どもの興味や行動を広げることができるのはとても魅力的です。

みなさんのご家庭では、子どもが「特別好きなもの」ってありますか？もしかしたら、それは日常のちょっとした選択が影響しているかもしれませんね。

平屋暮らしで育つ階段好きの子どものお話、楽しんでいただけたでしょうか。これからも、何気ない日常の発見を大切にしていきたいと思います！