〈音楽ガチ分析〉ショパン「黒鍵のエチュード(Op.10 No.5)」
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ピアノの詩人と呼ばれるショパン(Frédéric Chopin)の分析2つめ。
「黒鍵のエチュード(Op.10 No.5)」は、右手が黒鍵しか弾かないというかなり特徴的なピアノエチュードです。
特徴的ではあるものの、純粋に曲としての完成度が凄まじく、短いながら実にショパンらしい印象的な作品です。
もりだくさんな装飾音がきらびやかで、豊かな偶成和音に彩られた和声は素朴ながら工夫に満ちています。
ものすごい勢いで乱高下する右手は、ポリリズム的なビート感をはらんでいて快活です。
ショパンらしいキャッチ―な主題も健在で、曲の構成も短いわりに本格的といえます。
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