私が青柳冬弥を崇める理由
信じてはもらえないだろうが、単刀直入に言うと青柳冬弥を推していなかったら私は死んでいた可能性があったのだ。
それを聞いて「は?」となった君は正しい、褒めて遣わそう。経歴を詳しく説明するととんでもなく長くなるうえ、私のメンタルがBREAKしてしまう可能性があるので要所要所を端折りつつも説明していこうと思う。
時は遡り、約一年前の冬。私には当時付き合ってる人がいた。
インターネットで知り合い、お互い距離が遠かったため出会ったことなどロクにない同い年の男性。今は辞めているだろうがかつては配信なども行っていた、そんな相手だった。元々は配信者とリスナーという分かりやすい構図だったのだが、相手がリスナーに対して親身だったため、精神的に疲れていた時に何度も励ましてもらったこともあった。
いつしかDiscordのDMで連絡を取り合い、個人的に通話をするようになり流れるようにお付き合いが始まったわけだが、私はあまりにも恋愛経験が無かった。最後に異性に興味をもったのが幼稚園児時代であり、私の乙女心は幼稚園児で止まっていたわけだ。ロクに現実の異性に関心や好意を抱いてこなかったため、お付き合いの答えなんて分かりゃしない。
その結果、当時の私…
ごりっごりにメンヘラを拗らせた。
メンヘラになるに至った経緯やメンヘラエピソードは山のようにあるが、今回の話から逸脱してしまうのでそこは省略しようと思う。端的に言うと私が相手のことを好きになりすぎて、その結果として様々な異常な言動を起こし始めたわけだ。一言で表すならクレイジー。これ表で言ったらBANされそうだから気になる人は自己責任で聞きに来て。
そしてある日、私を決定的に狂わせる事件が勃発する。世間がチョコレートの香りで酔う2月14日。奇しくもこの独白を執筆している日、2月14日……そう、バレンタインデーだ。私は彼に本命チョコレートを渡したのだ。
親には付き合っていることを隠していたわけなので流石に郵送で送った。ちなみに渡したチョコは、チョコ界の王様のGodiva…もう頭おかしいだろ。ちなみにGodivaにした理由は他の女ファンにマウントを取るため。
Godivaに謝れ、二度とGodiva食べるな私。
話を戻して、彼の喜ぶ姿を楽しみにしていた私。2月14日に必着だったのでバレンタイン当日にチョコは無事に彼の元に届いた。届いてしまったわけだ。チョコレートに彼は大歓喜、他にもリスナーの数名からチョコを貰っていたようだが流石にGodivaを渡したのは私だけ。優越感に浸る当時のクズ私は置いておき、彼がツイートを投稿した。
そのツイートには私からのチョコと、他のリスナーからのチョコを並べて撮られた画像と「チョコをくれたみんなありがとう!」の一言。
何に問題があるのか?
勘のいい読者諸君又はメンヘラ適正のある者たちなら、どこに問題があるのか分かったであろう。
こっちはメンヘラを拗らせていたんだ、自分が特別な思いを込めて贈った特別なプレゼントを他のプレゼントと一緒くたにまとめられて晒されることが許せなかった。ただそれだけである。
今なら「彼は配信をしていた身だったから他のリスナーへの配慮がなければならない」って分かるよ?
それが頭に浮かばないほどにメンヘラだったんだよ!
というかそれが分かってるならそもそもメンヘラになってねぇよ!!!
そんなくだらない理由で私は完全にバーサーカー。どうすれば彼が私だけを見てくれるかを考え…行きついた先が彼を殺して私も死ぬ。
どうやらヤンデレの素質もあったみたいですね。私という女は救いようがないようです。誰か当時の私を精神病棟に隔離してくれ。
そんな訳で某密林さんで何かを探し出す私。
ではここで当時のあやねさんにインタビューをしてみようと思います!
「あの…当時のあやねさん?一体どこぞの密林で何をお探しで?」
「彼を殺すに相応しいナイフを探しています」
おまわりさん、私です。
ここまでこの駄文を読んでくれているイカれた読者諸君は、この独白のタイトルを覚えているだろうか?
そう。私がこうして娑婆の空気を吸っているのも、生きているのも…すべては青柳冬弥が理由なのだ。では漸くだが、その経緯を話していこう。
彼を殺し、自分の命を終わらせるに相応しいナイフを探す日々。
(もうこの出だしで頭おかしいけどそれはもう突っ込んではいけない)
元々当時からプロセカはプレイしていたがモチベーションを保てず、ログイン勢の時期もあったゲームだったが、ある日、ふと真面目にやろうとゲームを進めることにした。
元々Vivid BAD SQUADに興味を持っていたため、いの一番にユニストを解放したのもVivid BAD SQUADだった。そのシナリオを読み、私は一人のキャラクターに強く惹かれた。
それが、青柳冬弥だった。
まあ、青柳冬弥に対しての言葉はもうこれだけでいいだろう。
尊い。
もう今の私は青柳冬弥に脳みそを㍍⊃されて言語能力やら知能指数やらが崩壊しているので語彙もへったくれもねぇ言葉しか出てこないが、当時の私が青柳冬弥に救われたことは確かだ。
青柳冬弥を推し始めたことにより、急に今まで彼に向けていた感情が一気に冷めた。簡単に言うと二次元のキャラクターという偶像を崇拝している方が気楽だと悟ってしまったのだ。
そうなると私は急に冷静になった。青柳冬弥のおかげで目が覚めたとでも言える。何であのクソ面倒くさい自称メンヘラ好きマゾ男のために私が死ななきゃらないのか(いや、殺して私も死ぬと言い出したのは私だけど)
…うん、別れよう☆
思い返せば三次元の恋愛は私に向いてなかったんだなと、今になって思い出した。何で恋愛なんて始めたんだよ私。訳わかんねぇよ。
まあ、思い立ったが吉日。
私は彼氏にLINE電話をかけることにした。
「あ、もしもしあやねちゃん。急にどうしたの?」
今まであれだけ愛おしいと思っていた声がゴミにしか聞こえなかった。まあ相手の心配(上っ面)を無視した私の第一声。
「あ、もう私あんたと別れるわ。急に冷めたんだよね。二度と連絡しないから、じゃあねバイバイ」
ブツンッ
一方的だった。
自分でもビックリするくらいに一方的だった。
その後はすごく気が楽だった。別れたショックなんて微塵も何もなかったし、青柳冬弥を見ていれば余計なことなんて考えなくて済んだ。むしろ癒された。めっちゃ満たされた。
その後、彼のLINEやTwitter、Discordやエトセトラ…彼と繋がっている媒体をすべてブロックし、その後新しいアカウントに転生させた。一年経つが向こうから何の音沙汰もない、きっと諦めたのだろう。(悔しいことに顔はいいから女はすぐ釣れるだろうし)
私があの時プロセカを真面目にやろうとしなければ、青柳冬弥に会わなければ、そして相応しいと思うナイフを見つけていれば……今、私はここにいなかったかもしれない。
ありがとう、青柳冬弥。
君のおかげで私は目覚められたよ。
『私が青柳冬弥を崇める理由』
それは青柳冬弥が心の支えになり、私の凶行を阻止してくれた命の恩人と呼ぶべき存在だからだ。
あの時の私は本当にどうかしていた。
これ書きながら「今から出頭しても間に合うか…?」と思ってる。あとその件以来、私は三次元の男性に対して恋愛感情を抱かなくなったが、いつまたどこの馬の骨かに絆されるか分かったもんじゃない。でも、この件を教訓に次はまともなお付き合いができると思う。(そう信じたい)
「冬弥!冬弥!冬弥!冬弥ぁぁあああわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!冬弥冬弥冬弥ぁああぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!青柳冬弥たんの紺色水色のツートン髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! ユニスト20話の冬弥たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! ぷちセカ決まって良かったね冬弥たん!あぁあああああ!かわいい!冬弥たん!かわいい!あっああぁああ! アンソロジーも発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああああああああああああ!!!アンソロジーなんて現実じゃない!!!!あ…ゲームもアニメもよく考えたら… 冬 弥 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!春道ぃいいいい!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?ガチャ画面の冬弥ちゃんが僕を見てる? ガチャ画面の冬弥ちゃんが僕を見てるぞ!冬弥ちゃんが僕を見てるぞ!立ち絵の冬弥ちゃんが僕を見てるぞ!! ぷちセカの冬弥ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕には冬弥ちゃんがいる!!やったよミク!!ひとりでできるもん!!! あ、イベストの冬弥ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあ彰人ぉお!!こ、こはねー!!杏んぅうううう!!!謙さぁあああん!! ううっうぅうう!!俺の想いよ冬弥へ届け!!Vivid BAD SQUADの冬弥へ届け!」