職員が市長にインタビューしてみよう企画・魚津市長編【前編】
こんにちは。富山県内の県・市町村の若手職員で作る「とやまる」です。普段はLINEグループで、たまにリアルで交流します。
最近はあまりリアル交流会をできていなかったのですが、とにかく何かやってみよう!という声から、職員が非公式で魚津市長にオンラインでいろいろ聞いてみる企画を実施しました。
今回はその内容を記録用としてこのnoteに記載していきたいと思います。
【とやまる×魚津市長 ぶっちゃけトーク・前編】
先に入室していた参加者と始まる前から軽快にトークしていた村椿魚津市長
隣にいるのはこの場をセッティングした魚津市役所企画政策課の高瀬主任
はじめに
高瀬主任 「とやまる」という県内公務員が交流するネットワークがあるのですが、コロナであまり活動できておらず、とにかくなにかやってみよう!ということで、市長にいろいろ質問をぶつけてみたら面白いんじゃないの?というところから企画しました。私は今企画政策課という市長のすぐ隣くらいにいる部署にいるので、市長にこの企画を相談したところ、快諾いただいたという感じです。
村椿市長 こうしたネットワークがあることは素晴らしいと思いますし、嬉しく思います。みんなお互いに交流して刺激合って、僕も刺激を受けて生活のヒントにしたいと思ってます。どんなことでも聞いてください!
市長の人となりについて
高瀬主任 ではまず、市長の簡単なプロフィールからですが、もともと富山県の職員で、県の生活環境文化部長をされていた時に退職されて、57歳の時に魚津市長に立候補され、現在2期目、6年目で、64歳ということですね。まず人となりについての質問がありました。市長のご趣味は?
村椿市長 歩くこと、自転車に乗ること、お酒を飲むこと、音楽を聴くこと、ギターを弾くこと、漫画を読むこと・・・・えーっと、とりあえずそれくらい?
高瀬主任 お昼休みに市長室からギターの音が聞こえてくることがありますからね(笑)
村椿市長 ギターは中学生の頃からかな。老化防止のために指の運動でやっているね。漫画は今はキングダムを読んでて、2周目。この前63巻まで読んでまた1巻から読んでる。
高瀬主任 最近あった嬉しかったことは何ですか?
村椿市長 妻と温泉に行けたことかな。なかなか行けなかったからね。
高瀬主任 ちなみにどこの温泉に行かれたのでしょうか?
村椿市長 それは秘密(笑)
政治家になったことについて
高瀬主任 もともと県の職員をされていたということで、政治家とは全然違うと思います。メンバーからの質問ですが、県の幹部になられると少なからず政治家というのを意識されるのでは?ということですが。
村椿市長 いや、ないんじゃないかな。政治家を考える、話を持ちかけられる方もいるかもしれないけど、基本的にはないと思う。だって後がないんだから。
高瀬主任 そうですよね。我々公務員という立場からすると政治家というのは全然違う立場ですよね。
村椿市長 そういう時に最初に反対するのは妻。やめてって言われる。
高瀬主任 でも、選挙に出馬される決断をされた訳ですよね。奥さんはどのように説得されたのでしょうか。
村椿市長 そうだね。最終的には自分の意思・熱意を伝えて説得するしかないね。あとは絶対に勝つという自信を伝えないと。ダメかもしれないなんて言うとさ。
高瀬主任 ダメかもしれないならやめとけば?ってなりますよね。
村椿市長 そう、やめとけばってなるよね。とにかく自分の熱意を伝えて。でも5回目くらいで、分かったって言ってくれたかな。
市の職員について
高瀬主任 個人的にも聞いてみたいのですが、市の職員のダメなところ、良くないところってどこですか?
村椿市長 う~ん、そんなにないと思うけどね。強いて言えば、安全策に走りがちというか、そういうのはあるかもしれないね。それは市職員の皆さんは住民との距離も近いし、いろんな苦情も聞いているだろうし、だんだん安全策を取る風潮になってしまうのかもしれないけどね。悪いとかそういうつもりはないんだけどね、ごめんね。
高瀬主任 いえ、そういうところを聞いていく企画なので(笑) 他にもあるんじゃないですか?不満が2つか3つくらい。
村椿市長 ないです。全然ないです(笑)
高瀬主任 逆に、職員の優秀だなと思うところはどこでしょう?
村椿市長 行動力があるね。いろんな行事とかでも行動力があるなと感じることはあるね。あと結束力もあるよね。そういうのは感じる。
県職員の若手時代について
高瀬主任 次に、市長の若手時代、県職員だった頃のことについてお聞きします。仕事をされる上で意識されていたことはありますか?
村椿市長 意識してきたことで言うとするなら、どうせなら楽しんで積極的に仕事をしようということかな。県職員時代もいろんな仕事があったけれど、イヤイヤやってもダメなので、どうせなら楽しくやろうとしてたかな。
高瀬主任 出世欲はありましたか?
村椿市長 ない・・・と言ったらウソになるね(笑)
高瀬主任 自分のやりたいことをやるには、やりたくないこともやって偉くならないといけない、というのを聞いたことがあります。
村椿市長 まあやりたいこと、やりたくないこと、と言うと、我々行政は仕事を選ぶことはできないのでね。でも、仕事のやり方についてはある程度コントロールできると思う。
ちなみに、若手の時ではないけど、県職員の時に大きなプロジェクトがあったんだけど、その時は相手に本気度を見せないといけなかった。役所としての説明云々と言うより、本気かどうか。誠意を見せるというか。そういう経験もしてきましたね。
前編はここまで!
もともとは県職員ということで、県職員時代のことから市長になられてからのことまで、たくさん語ってくださいました。この記事ではかなり抜粋して取り上げていますが、当日はかなりの量のやりとりがありました。市長も終始笑顔で、参加者からも笑顔が見えました。チャットも賑わっていましたね。
さて後編では、庁内の連携など職員が思っていることについて意見をぶつけます。
これを読んで、何か面白いことしているなと思われた富山の県・市職員の方。我々と一緒に交流の場を広げていきませんか?
とやまるは普段、人と人との繋がりによって交流をしています。ライングループはありますが参加は自由ですし役割もありません。興味のある方はとやまるの存在を知っている近くの職員を探していただくか、このnoteにコメントをいただく形で連絡していただければと思います。
それでは!