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職員が市長にインタビューしてみよう企画・魚津市長編【後編】

こんにちは。
富山県内の県・市町村の若手職員で作るグループ「とやまる」です。
何か面白いことをしてみようということから、職員が非公式に魚津市長にオンラインでいろいろ聞いてみる企画を実施しました。
前編の様子はこちらからご覧ください。
後編は、仕事の仕方など職員が感じていることを市長にぶつけます。今回はその後半戦をnoteにまとめていきたいと思います。

【とやまる×魚津市長 ぶっちゃけトーク・後編】

※トークの内容は当記事作成用に抜粋、編集しています。

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自治体同士の関わりについて

高瀬主任 とやまるは現在、県西部の参加者の方がやや多いです。西部の6市では人事交流も行われていて、普段から交流があるようです。西側に比べると東側は自治体同士の関わりが薄いのかなという印象を持ちました。

村椿市長 県職員の時で、合併前で35市町村あった時代に地方課という部署に7年間いて、いろんなところに足を運んだのだけど、県西部の東砺波郡と西砺波郡は川で分かれていないよね。県東部は自治体が川で分かれているからさ。だから(連携が取れていないとかではなく、)独立した自治体で、それぞれの自治体ファーストで考える傾向があるのかもね。ファーストはいいけどオンリーになるのは良くないかもね。

高瀬主任 なるほど。我々若手・中堅職員が意識したら良いことはどんなことでしょう?

村椿市長 やっぱりその場所に行くということじゃないかな。僕が地域課にいた時は、35市町村をそれぞれ3回か4回以上行っているんだよね。

高瀬主任 すごい数になりますね(笑)

村椿市長 そう、35×3か4だからね。でもそうすると県庁の他の課の職員よりも、市町村の職員の顔を覚えられるんだよね。で、たまには酒も飲んで、仲良くなって(笑)

高瀬主任 それも大事ですね(笑)

村椿市長 さっきの話にも繋がるんだけど、相手の懐に入るというか、相手のところに行って話をする、というのは大事だと思うね。

行政の仕事の仕方について

高瀬主任 仕事をしていて思うのは、「スクラップ&ビルド」のスクラップの進め方が難しいなと。

村椿市長 それは、やっぱり利害関係者がいるからじゃない?ある事業を廃止や縮小する時、それに影響を受ける関係者がいるからだと思うけどな。

高瀬主任 ちなみに行政の特徴として、事業を廃止する時でも、この政策が失敗でした、とは言わないですよね。

村椿市長 そうだね。でもこれからは行政もリスクを取ることを認めていかないといけないのかな、と思ってます。失敗することもあるよ、ということを宣言して、リスクを取ってチャレンジすることも必要かなと。バランスもあるけどね。

高瀬主任 庁内の連携、部署を越えた連携というのも難しいなと思うこともあります。市長は県職員の経験もされて、何か思うところはありますか?

村椿市長 これは難しい問題だね。組織が大きくなればなるほど難しいと思う。ちょっとした連絡でもタイミングがズレることもあるし。
小さい組織だとすぐ言えることでも、大きな組織になって部屋が増えたり、階が違ったりすると、積極的にコミュニケーションを取りに行かないと、連携ができないと感じることになってしまうと思う。どんなことでも積極的な姿勢がないといけないよね。

職員に求めることについて

高瀬主任 市長として、若手を始めとする自治体職員に求める具体的なことを聞きたいのですが。

村椿市長 若手に限らないけれど、おかしいと思うことは、「市長、それおかしいですよ」って言ってほしいね。おかしいですよって言われて、コノヤローなんて思わないので(笑)
違うかな?おかしいんじゃないかな?と思ったことはしっかり伝えてもらって、早めに軌道修正できた方が良いよね。

参加者からの質問コーナー

参加者 今まで継続して努力してこられたことはなんでしょうか?

村椿市長 そんなにないんだけど(笑)
強いていえば運動を継続しているかな。ある時、健康診断でこのままだと人工透析になりますよって言われて。それでウォーキングを始めるようにしました。県職員時代は一本早い電車に乗って、富山駅から近代美術館まで歩いて、県庁まで戻って、着替えのシャツも持っていって通勤してたね。病気が怖くて始めたので偉そうなことは言えないけど。やっぱり身体が大事。

参加者 先ほども出ましたが、職員間の情報共有、部署を超えた連携というのは大変だと思っています。全職員の顔が見えるわけではないと思うのですが、市長として意識されていることはありますか?

村椿市長 やっぱり方向性を示すことかな。あと、何かをする時はその理由をしっかり言えるようにすることを意識しています。どうしてこれをやらなくちゃいけないのか、ということ。

参加者 今日はやる気のある県内の若手職員が多く参加していますが、エールをお願いします(笑)

村椿市長 やっぱりこれからは君たちの時代です。積極的にいろんなことにチャレンジして欲しいですね。相手が市長や上司でも、おかしいと思ったことはおかしいと言ってほしいし、自分の考えを伝えて、いろんなことにチャレンジしてください。実現できるかどうかは、タイミングやいろんな事情もあるけど、そういう気持ちでいてほしいですね。

高瀬主任 いい感じに締まりましたね(笑)
それでは最後に一言お願いします。

村椿市長 今はこうしたオンラインで仕方ないですけど、また会えるようになればいろんな人と交流して、お酒も飲みながらまたいろんな話ができると良いなと思います。

高瀬主任 市長、今日は約1時間に渡り本音で語っていただきどうもありがとうございました!

村椿市長 ありがとうございました。

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いかがでしたでしょうか?後半戦は真面目な話が多かったですが、公開できないようなトークもありました(笑)

どんな質問にも軽快に、時には笑いも交えながら真面目に答えてくださった村椿魚津市長、ありがとうございました!そしてこの場をセッティングしてくださった魚津市職員の皆さんを始め、協力いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

参加者からは、
・市長の優しい人柄が伝わってきて面白かった。貴重な機会だった。
・魚津市に興味が出た。遊びに行きたくなった。
・市長のぶっちゃけた感じが面白かった。
といった声が聞かれました。

また機会があればこうした企画を実施していきたいと思います!

それでは、次回をお楽しみに!

※トークの内容は抜粋、編集しています。また、記載の内容は魚津市公式の見解ではありません。

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