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わたしの仕事。

コロナの影響が世界中に蔓延る中でエンターテイメントは必死に動き続けています。

突然の外出自粛によりライブやイベントなどが続々と中止になり大打撃を受けたエンタメ業界。

やっとイベント開催も増えて最近では社員も熱のこもった撮影の日々を送っています。


ありがたい事に毎年ものすごい数の新卒採用への応募がありますが、そもそもシンプルな感覚で言うとこの業界は超ブラックなので定時で帰りたかったり、残業代が欲しい人は、この業界向いてないので諦めた方がいいです。

それか勉強してテレビ局に入社するか広告代理店に入るしかないですね。

観る人に笑顔や感動を与える仕事な訳ですから、演者さんも朝から晩まで長い時間リハーサルや練習を繰り返して、倒れるほど頑張っていてその対価としてダンスが上手くなったり歌が上手くなったりします。

しかし、その費やした時間に対して利益は発生しないし、むしろスタジオ代を支払う意味で言うと赤字です。
その分だけ実力がついてクオリティが上がるので、その面で言うと私たち裏方も同じです。

私はK-POPに何故ワクワクするんだろうと感じて、働いていたテレビ局の子会社を辞めて、知り合い伝いに飛び込みで韓国へ行って撮影にかかわる仕事を初めの数ヶ月は貯金を切り崩しながら無料で手伝わせてもらいました。

日本で何年も撮影の仕事をしてたとはいえ、韓国では言葉も喋れないしコミュニケーションも取れないので、何もわからない新人に対してお金を払う人はいませんし『やりたい事をやる』ために働いてる訳ですから、ある意味では演者さんたちが練習を積み重ねるのと同じだと思います。

韓国サバイバルオーディションが一番好きなジャンルだったので、一通り全部観てますが先日のカウントダウンLIVE LIVEでKep1erが出演した時のカメラワークがその前後の日本スタッフと雲泥の差でやっぱり韓国だなと心底感じました。。

日本が悪いと言うわけではなく、そもそもの目指すレベルが違うから仕方ないんですけどね。
やっぱり音ハメでここまでダンスやフォーメーションに合わせてズームも使いこなせると観ててワクワクします。


これくらい上手く撮影するためにはカメラチームもそれぞれが血の滲む努力と練習の時間が必須になります。

努力が出来ない人や、長時間働きたくない人はテレビの業界はやめた方がいいです。

特にうちの会社は実力主義なので絶対受けない方がいいと思います。

4/1から大々的に新卒採用の求人が出ますが、どうかやる気があって、一緒に未来を創っていける肝が据わったクリエイターが応募してくれることを祈ります。

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