【Uターン取材】富山でもチャレンジできる機会をつくり続けたい。
みなさん、こんにちは!富山オタク“ことちゃん”です。
富山で働く面白い人たちをご紹介していきます!
今回のお相手は、ウェブ制作会社を創業し、東京と富山の二拠点をメインにご活躍中の増子愛(ますこ めぐみ)さんです!
■増子 愛(ますこ めぐみ)氏
株式会社ウエブル 代表。
富山県富山市出身。大学時代は東京で過ごし、就職を機に富山へUターン。
現在は富山県と東京都を拠点に、ウェブサイト制作やネットショップ支援、システム開発など、デジタル活用で企業を支援する仕事をしている。
▶ デジタルツールは日常の一部。
好奇心旺盛で、興味をもったことには挑戦してみるタイプだという増子さん。
幼い頃から日常的にデジタルツールを使った作品づくりを楽しんでいました。
増子:学生の頃からワープロでクラス新聞を作ったり、フォトショップを使って絵を描いたりすることが好きでした。
自分の作ったもので誰かが喜んでくれることが嬉しかったですね。
身近な人たちと作品を介して交流していた増子さんでしたが、インターネットとの出会いでコミュニケーションの範囲はさらに広がりました。
増子:高校生の頃から各家庭にインターネットが普及し始めてからは、自分でホームページを作り、イラストを掲載していました。
見てくれた人たちからリアクションが届くことが面白かったです。
パソコン画面の向こう側に自分の知らない世界が広がっているんだなと感じるようになりました。
インターネットを介したコミュニケーションによって、徐々に外の世界への興味関心が生まれ始めました。そして大学進学を機に上京しました。
▶ 磨き続けたウェブ制作のスキル。
大学生の頃、アルバイト先でホームページの作成依頼を受け、初めてお仕事としてウェブ制作を経験することに!
増子:自分の趣味のための作品づくりとは違って、与えられた時間の中で最良のものを仕上げることが大切だと学びました。
お仕事には、納期がある。クオリティをひたすら求めるのではなく、限られた時間の中でベストを尽くし、企業さんを象徴するものを生み出していくのです。
例えばそのためには、お客様への理解が必要です。サイトを使う人たちがどんな悩みや考えを持ってアクセスするのかを考えた上で設計することが大事なので、企業さんへの最初のヒアリングを特に丁寧に行っています。
こうしてウェブ制作のスキルを磨く中、大学生の頃にお子さんを身ごもった増子さん。
📷:大学4年生の頃。
卒業後すぐに富山へ帰郷し、就職支援の企業に事務職兼プログラマーとして入社しました。
増子:大学の同期のみんなはSEやプログラマーといったエンジニアとして活躍しているのに、私は思い描くようなスキルを活かしたお仕事ができていませんでした。今後ずっとこのまま、エンジニアとしてのスキルを磨けないで終わるのかなとくすぶっていました。
そんな中、ある先輩が「増子さんにシステムの仕事を振るべきだ」と上司に直談判してくれて任せてもらえることになりました。
今まで積み重ねてきた努力の成果を発揮できるチャンスだ!と思い全力で取り掛かりました。
無事に成果を上げ、システムに関する技術も社内で認められた増子さん。
ウェブ制作やシステム作りなどの積み重ねてきた経験を自信に変え、後にチャンスを運んでくれた先輩の川崎さんと共に2016年にウエブルを創業しました。
📷:前職からの仲である増子さん(右)と川崎さん(左)は、共にウエブルを創業。
▶ 富山との繋がりを広げたい!
現在、ウエブルのメンバーは全員がフルリモート勤務!
新型コロナの影響もあり、2020年に急速にリモートワークの普及が進みましたが、ウエブルは2016年の創業当初からリモートワークを行っているそうです。
増子:私は大学時代に子どもを出産して、すぐに富山に帰ってきました。
大学の仲間が県外で挑戦的に活動していることに対して、もやもやしてしまう期間が長かったのです。
地方よりも都会のほうが、新しいチャンスが転がっていて大きく成長できるのではないかと、『地方と都会の差』を感じている人たちは多くいると思います。
増子:ウエブルは東京にも拠点を置いています。
現在は東京のお仕事が3割、富山のお仕事が7割です。時代が大きく変化して「富山だから、東京だから」ということもなくなってきました。
富山から東京や県外の案件にもチャレンジできますし、富山県外から富山の案件に携わることもできますよね。
富山が好きで、富山に帰りたいけど東京でしかお仕事がないと思っている人や、戻ってくるまでの踏ん切りがつかない方。
そんな方々へ間口を広げ、富山と繋がりながら一緒にできることがあればいいなと思っています。
現在は、東京以外に茨城や大阪からもフルリモートで勤務してもらっているメンバーもいます。富山でのお仕事を通して富山を知ってもらえる機会にもなっています。
まさにウエブルは富山と東京、地方と都会を繋ぐ架け橋!
▶ 子育て中も、スキルを活かして働ける。
増子さんは3人のお子さんのママでもあります。
増子:富山は子育てをするにはとても環境が整っていると実感しています。待機児童もゼロです。
富山は昔から、子どもをおばあちゃんに預けて面倒を見てもらい、お母さんも働きに出る家庭が多いという共働き文化がありました。そのため、子育てをしながら働くことへの周りの理解があると思います。
ウエブルの社員やパートメンバーには、小さなお子さんのママや妊婦さんもいます。
フルリモートであれば場所に縛りがなく柔軟に働けるので、子育てで時間が限られているママたちにもスキルを活かしてお仕事をしてもらっています。
全員がフルリモート勤務の中でも、デジタルツールを駆使してメンバー同士のコミュニケーションをしっかりと交わし、仕事に対する不安の解消にも積極的に取り組んでいるといいます。
子育て中もスキルを活かして働けるのは嬉しいですね!
増子:富山は自然が豊かで、人も穏やか。子育てにもいい環境です。
都会には〇〇がある!と思いがちですが、都会にはない緩やかな生活の流れが地方にはあります。
富山でぜひ、有機的で自由なライフスタイルを築いてみてください。
📷:いきいきと働く様子がかっこいい!
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東京と富山の架け橋となり、柔軟な働き方を提供しながら挑戦を続ける増子さんにこれからも注目です!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
【ライタープロフィール】
▷ 德田 琴絵(富山オタクことちゃん)
1992年生まれ。富山県南砺市出身、砺波市在住。
生粋の富山っ子。自称『富山オタク』!
趣味で、富山でアクションを起こす人に注目したメディア『#トヤマビト 』をつくる。
富山市内のインキュベーション施設HATCHのスタッフとしてイベント企画や広報、コミュニケーションサポートを担当。
2021年5月10日(ことの日)にフリーランスデビュー。
ライターとして、富山の魅力発信の活動の幅を広げるべく奮闘中!
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