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温暖地域生まれのオバちゃんが、冬の富山を体験してみた(中編)

視察2日目、高岡市から、砺波市へと移動しました。

1.散居村(さんきょそん)のまち、砺波市へ

ステキなお店を後にし、向かった先は砺波市。

砺波駅 南口
砺波IC周辺

砺波市は散居村(さんきょそん)で知られているまち。散居村は、広大な耕地の中に、家がぽつんぽつんと点在している集落形態のことです。砺波駅の周辺や砺波ICの周辺を視察。砺波IC近くの幹線道路沿い(2キロ程)に、薬局やスーパー、ホームセンターなどはあるが、どれも店舗面積が広く、店舗間に距離があり、歩いてそこに行くことや、買い物をして回るのは難しい。
車が無いと生活できないという話は、こういう事かと納得。
「農家レストラン大門(おおかど)」にて昼食をとる。ここは、散居村の代表的家屋様式である「アズマダチ」と呼ばれる建物を改装し、砺波に古くから伝わる伝承料理が食べられるお店。大門素麺をはじめ、「ゆべす」「よごし」「具入り丸揚げ」「根菜いとこ煮」など、聞いただけでは何の料理なのか想像がつかない物もありますが、出てきたお膳は、色とりどり。食材にお肉が入っていないという、何ともヘルシーなお膳。どれも、薄味で美味しくいただきました。
お膳の中で気になったのが、「ゆべす」。「柚餅子(ゆべし)」に似せられて作られたために、砺波市では「ゆべす」と呼ばれることが多いようです。他の地域では「ゆべし」と呼ばれ、馴染みがあるらしい。
「ゆべす」は、見た目はお菓子のようですが、食べるとおかず!
寒天に、溶き卵・しょうがを入れ、しょうゆ・砂糖で味付けをしたもので、お菓子と思い食べたため、見た目と味のギャップに驚いた。

農家レストラン大門
伝承料理(上部三角のおかずが「ゆべす」)

2.南砺市福光駅周辺

お腹いっぱいになったところで、南砺市に向けて出発。前回、富山を訪れたときには行けなかったので、是非とも行きたかった場所。今回は福光駅周辺を視察。駅前から小矢部川を渡り、「福光ハミングロード東町商店街」に。何とも昭和レトロな商店街。どこから流れてくるのか、商店街の歌?も面白い。どうやらこの一帯は、防火建築帯が残っている地域らしい。全国にこのような場所が残っており、富山県内であれば魚津市中央商店街もその一つだそう。商店街から一歩路地に入ると、ほとんど人通りもなく、お魚屋さんや麹屋さんなど、多くの古民家と昔からある商店があわさって、これまた風情のある古い町並み!
福光駅前にはスーパーもあって、駅近くに住めば、車を運転しなくても生活ができそう。

福光ハミングロード東町商店街
櫻明堂

福光を出発し、閑乗寺公園で砺波平野を一望。好天で南砺市のお隣、小矢部市のクロスランドタワーまで見えた。素晴らしい景色を後にし、富山市婦中町から大沢野を視察。婦中町からみた立山連峰が、夕日を浴びてピンク色になり、これまた素晴らしい!ぜひ見ていただきたい風景です。

閑乗寺公園から散居村を一望
富山市婦中町から見た立山連峰

3.富山市大沢野地区へ

大沢野は、今熱い地域なのか、新興住宅地が点在し、建設中の新築物件もあることに驚いた。公共交通機関は主にバスというこの土地で、こんなに家が建っているとは。
富山市街地まで、車を使えば30分程で行けることも人気が高まっている要素かもしれない。
本日の視察はこれで終わり。明日は、本当に昼から雪になるのだろうか。
 
レポートは、次回、最終回です。

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