元本社をカフェにした理由。
10数年ぶりの師匠との出会いに感激していた、戸屋です。おはようございます。
きっかけは師匠からの電話。大事な椅子を修理したいから溶接して欲しいって連絡でした。
昔から全然変わらない人で相変わらずマイペースwww
一緒に金型作ってた時の話なんかで盛り上がってました。
「これからのあなたの20年後が楽しみや。製造業が、子供たちが必ず変わってる。俺は死んでてその世界見れんやろけどな。」
そう言って今もなお、応援してくれる師匠。いろんな人に紹介してくれてました。20年とは言わずその世界を見てもらえるように急足でやっていかないと!と思います。ここ最近、マチココカフェに名刺を持ってお越しになるお客様が増えてます。
そしていつもの質問が。「マチココさんは何で商売してはるんですか?」カフェのスタッフに聞いても答えられないですよwww
ということで、元本社をカフェにした理由をお伝えしたいと思います。
MACHICOCO CAFEの存在意義
コンセプトは「モノづくりのアンテナカフェ」です。
このカフェを入り口にモノづくりの世界に入ってきてほしい。そういう思いでカフェを残しました。
地域の子供たち、その親御さんが気軽に集まれる、楽しめる場所となる。
これがカフェの存在意義です。
五つ星カフェを目指すとかそういうのではなく、地域の人たちの居心地のよい、大人子供関係なくみんなでコミュニケーショが取れる、そんな場所であることです。
この場を作ろうと思った経緯
去年開催した、縁日。
この後、子供たちから駄菓子の販売を希望され、駄菓子の販売を続けていました。
そうすると毎日子供たちがきて、スタッフに話をするようになっていったんです。
そこで、今の子供たちの教育事情や彼らが望んでいることなんかが見えてきて、大人である私たちが彼らに出来ることはもっとあるんじゃないかと思うようになりました。
9月に新工場の話が上がった際にはこの場所を手放して引っ越すという選択肢もありましたが、地域の子供たちの事を見ているとこの場は大切な場所となりつつあり、無くしてしまうのはどうなのか、と考えました。
モノづくりの入り口に。
きっかけは駄菓子屋。だけど子供たちがモノづくりを知る場所にもなります。
私が子供たちにモノづくりをして欲しい理由は
「自分のこれやりたい!を見つけて欲しい」です。
製造業に入りたい!
そう言ってくれる子が増えたらそれはもう最高!
ですが、その一歩手前でまずは
「これやりたい!」が見つからない子供たちの可能性を見つけてあげたいと思っています。
子供の可能性が見つかる
モノづくりって一言で言っても
木材、金属、プラスチックなどを使って形を作ること
プログラミングして基板を使うこと
塗装、メッキなど色をつけること
粘土で造形すること
など種類は何千とあります。
これらを全部体験するって言うのは難しいけれど、これらをいろいろ経験すると
「あ!これや!」
っていう自分の持ってるポテンシャルを見つけることができるんですよね。
これは親でも見つけられない事だったりします。
体験に来てくれた子のお母さんが
「え!?ハサミ使えるん?」
って驚いておられたことがありました。
子供たちの可能性は無限にあり、その可能性を見つける手段の一つがモノづくりにあります。
宿題カフェでもモノづくり
カフェの2階はフリースペースとなっています。
ここで子供たちは宿題をするのですが、宿題が終わったら駄菓子屋で商売の体験もできます。
そして、ちょっとしたモノづくりを皆んなに体験してもらう事にしました。
「モノづくりの宿題出したらやる?」
子供たちの答えは
「やるやるやるやる!めっちゃやりたい!」
でした。このやる気、未来に繋げていきたいんですよね。3月から月曜日はカフェに常駐します。
そこで、彼らに沢山のこと伝えていきたいと思います。