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町工場1年生からの気づき。

4月から生活がガラッと変わった"とや"です。
おはようございます。
今月から子供たちが社会人になり、大学生になり、と今までと違う生活が始まりました。社会人になった子供らは毎日大変そうwww
社会人生活に慣れるまではしばらくハードかもしれませんね。

昨日、4月から親御さんの会社に入られた方が会いに来られました。
子供たちと同じ、社会人1年生です。就職活動している間に親御さんの仕事の面白さに気づいて町工場へ入ることにしたとお伺いし、なんだか嬉しい気持ちになりました。

昔の自分を思い出す

同じ歳のころ、私も親の会社で仕事を始めました。彼と話す中で色々思い出してきて懐かしいなぁって思っていました。
私の場合、後継をする前提ではなく「時間が空いてるから手伝う」から入りました。2001年のことです。当時はスマホなんてものもなく、インターネットもそんなに普及していなかったので情報を発信する、収集する術が本や新聞、人から聞くなどの手段しかなかった時代です。
今思えばそれがよかったのかなぁと思いました。というのも、情報が入らない分、現場での仕事をがむしゃらにやってたからです。若い時はいろんな情報があると振り回されがちですが情報が入らない分、目の前の仕事をどうするか、ここに集中してやっていました。結果、現場のスキルが早く身につけられたのではないかと思います。

情報はある方がいいけどない方が良いこともある

今になって思うのは情報がありすぎて振り回されている人が多いなぁというところです。簡単にいうと頭でっかちになる人が多い気がしています。
勉強することはとても大切ですがその情報量が多いと知った気持ちになり、できる人になった気持ちになり、蓋を開けると実務的なスキルがない、そんなことになっている人が増えてきているのではないかと。。。。。
これまでの自分の経験から持っている持論なのですが
情報収集して勉強するのは方法論を知ることであって自分の技ではない
と思っています。方法論を知った後は
やってみる、うまくいかない、どうするか考える、またやってみる
これを繰り返しながら自分なりのやり方を見つけて実績に変えていく。
先駆者の皆さんはひたすらこれをやってきておられると思っています。
コンサルや先輩経営者にアドバイスを求めるのは早く自分が思う結果を出したいからだと思うんですよね。
自分もそうだったから。
アドバイスを求めた結果分かったのは「近道はない」ということ。いくら人の話を聞いてその人の言う通りにやっても同じ結果になるわけがなく、結局のところやってみて自分なりにアレンジするしかないんだと思います。

後継者一年生がやること

1日も早く、現場の仕事を全てマスターすること。
これじゃないかなぁと思っています。特に親族となれば他の人の何倍も下っ端の仕事をして出来ることを増やしてスタッフに認められるようにならないといけないのではないかと思います。

私は両親の会社に入った時に母親から「現場の仕事をしなさい」と言われ、油かぶりながら現場で仕事していました。現場に入った時に社員さんから言われた一言、言われたシーンは今だに覚えています。
「社長のお嬢さんなんやからそんなんしなくていいよ。できないでしょ。」
初めからできない前提。負けず嫌いもあってかほっといて!と思いながら皆が休憩してようが1人で勝手に機械を動かして加工してました。
初めは「お嬢がなんかしとるわ」くらいの雰囲気でしたが次第に職人さんが手伝ってくれたり、教えてくれたり、言うこと聞いてくれたりするようになりました。人からの信頼を得るっていうのはこういうことだったんだなぁと思います。

上に立つには人に認められ推薦される人にならないといけない。

両親がそれを言ってました。その当時は意味がわからなかったけど今となってはその意味がほんとよくわかります。

目の前のことを一生懸命やることが大切

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
山本五十六さんの言葉があります。これ、ほんとその通りだと思っています。

やってみせるためには情報に振り回されず、まず目の前のことをひとつづつできるようになり、人よりも完璧にできることを増やしていくことが大切なのではないかなぁと思います。

昨日は町工場1年生とお話ししながら自分のことも振り返り、今ある目の前のことを一生懸命やらないと!と自分自身の気持ちも締まりました。

4月は新しいプロジェクトが立て続けに進んでいきますので目の前の仕事を一所懸命に進めていきたいと思います。





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