【農家xモノづくり」①新しいチャレンジ開始
昨日は会社前にあるのぼりを見て、お客様がお越しになりました。
「主人がここの前をよく通るんですけど商品開発って書いてたから相談してみたら?って言われて突撃できました。
カフェを始められるそうでそのカフェで使うカップやコースターなどオリジナルを作りたいというご相談でした。
何をやってる会社なのか、WEBでの発信も大切ですが会社前でもアピールして送って大切ですね。
今日はWEBサイトでMACHICOCOを見つけてご相談に来られた農家さんのお話をしたいと思います。
農業も同じ問題を抱えている。
後継者問題、販路開拓、人材育成・・・10年ほど前からその危機感は感じていましたが製造業だけかと思っていました。ここ数年当たり前に聞くようになり、業界関係なく同じ問題を抱えていると知りました。
その要因の一つとしては仕事の種類、幅が大きく広がり選択肢が増えたことにあるなぁと思います。高度成長期はモノを作って生み出す仕事がほとんどでしたが今はYouTuberなどにみられるようにコトを仕事にする時代になりました。デジタルの普及によって仕事も多岐に渡って増えてきてこんな仕事あるん!?って思うような仕事もあります。
製造業の仕事は人々の生活を豊かにするために様々なモノを世に送り出す仕事です。人が便利で豊かに生活できるものを開発し、作る。そんな仕事です。
今回ご相談いただいた農業はどうでしょう。
農家の皆さんは人が生きるために一番必要とする「食」を提供してくれています。「おいしい」という感情は幸せを感じる瞬間。人が笑顔になる瞬間です。それを提供してくれているのが農家さんです。今回、その農家でも同じ問題を抱えているということを聞きました。
後継者不足により農業をやめる人が増え、何年も耕して育ててきた田んぼや畑が一瞬にして潰れて建物が建っている・・・
「何年も耕した土地のお米はとてもおいしいんです。でも潰してしまったらもう元には戻らない。こんなにおいしいお米がなくなってしまうのをどうにかしたいんです。」
農家さんの現状を聞かせていただき、その熱意を受け、この問題解決に向けて走り出すことにしました。
販路開拓と認知をどうやって進めるか。
「お米のおいしさを伝えたい!」
それを実現するにはお客様に届けるしかありません。しかし、普通に販売するだけではたくさんあるお米の中から選んでもらうにはなかなか厳しいところです。そこで販売の方法や売り先など企画段階から検討がスタート。
まずは事業そのものの目的を明確にすることと、何を達成するのか、そのための手法が何なのかなどコンセプトを決めることから始めました。
<認知はどうすれば???>
誰に情報を届けたいのかによってその方法も変わってきます。今回、農業の仕事を知らないこれからの世代の皆さんに農家のことを伝えたいという意志を受け、それであればということでSNSの活用から進めることになりました。WEBマーケティング開始です。
ですが、動画を作るにも撮影するにもアップするにも壁がありました。
若い世代が当たり前に使うアプリやツールも40代以上になってくると何それ?どうやんの?全然わからん。。。の世界になってきます。
が、ここで今回農家さんの本気を見ることになります。
中学生のお嬢さんが自ら農業を発信してみんなに伝える!というのです。
お嬢さんも両親の仕事、お米のおいしさを伝えたい!と言って一緒に頑張るというのです。
農家さんの本気のチャレンジにさらに気合が入ります。
まずはマーケティングから。
2回のコンセプトミーティングを終えて、何をどう進めるか決まったところでここからマーケティング開始です。
ペルソナにあたる方々と意見交換からスタートし、開発チームを作ります。
いよいよ9月からペルソナ対象の皆さんと一緒にプロジェクト開始です。
ここまでのコンセプトミーティングでは私たち主導で情報収集した中から考えてきましたがエンドユーザーの声がどう出てくるのか。ユーザーニーズをベースに企画開発が始まります。
声が集まれば形にしていくだけ。仕組み作りとモノづくり、進めていきます。