フィールドレコーディングについて
そうかnoteってクリエイターらしいことを書かなきゃいけないのか。
ということで自己紹介第二弾です。
amazonエコー アレクサってご存じでしょうか。僕はそこに発表している二つのスキル、「おやすみの森」と「あの森の扉軽井沢」の制作者です。
たくさんの方々にご愛用いただいているようで、作ってよかったと思います。しかしアレクサに至るまでの道のりは、ほんとうに厳しいものでした。
「癒しの音」としてご利用いただこうと、様々なところへ売り込みに行ったものです。いろいろな反応がありましたね。
営業現場にて
「なに?タダでくれるの?自然の音録っただけでしょ?」
「鳥の声なんか日本中どこで録っても一緒だよね?あ、そうだ、ハワイの音とか聴きたいよね」
「あんたから買うとお金かかるから、自分で録って商品にするからさ、やり方教えてよ」
「そんなものはさ、森の中にICレコーダー置いときゃ誰でも録れるじゃん」
などなど。
いやー素直にがっかりしました。「タダ?」は、クリエイターの誰もが一度は経験することでしょう。「鳥の声は日本中一緒」は、じゃあエトピリカが銀座にいるのかよ、と反論したくなったり。
最もダメージを受けたのは、「そんなものはさ」です。
この言葉は、もう、本当によく耳にします。僕はこの言葉が大嫌いです。これは「実は何もできない人の言葉」だと思っています。さらに、「誰でも録れるじゃん」
・・・やってみろよ。できるもんならな。
と言いたい気持ちを抑えて。
「やり方教えて」については、もーばかばかしくて。
ま、でも、営業なんてそんなもの。
なんだか本題から随分ずれて愚痴になってしまいました。すみません。
フィールドレコーディングのことでしたよね。
興味のある方、多いみたいですね。美しい自然の音を聴いて、なんとか形にして残したい!と。お気持ちよくわかりますし、うれしいです。
僕が分かることだけでもなんとかお話ししたいとは思うのですが、そんなに簡単なものではないです。自分で楽しむだけならいいのですが、商品にするなんて言ったら、それはものすごく大変なことです。
音楽制作をやったことのある方なら、飲み込みが早いかも知れません(僕も音楽制作者でした)。
学ばなければならないこと
機材のことや録音方式、音量、編集、ノイズの種類など、そして何より、どの地域にどんな自然音があって、例えば鳥はどの時間帯に鳴くのか、もう、学ばなければならないことは無限といってもいいくらいあります。実地訓練も。
はっきり言いますが、「録っただけの音は全く使い物にならない」ですからね。
・・・長くなりそうですね。もし続きを聞きたい方がいらっしゃったら、「スキ」してください。スキが多いなら需要有りと判断して続きを書きます。
きょうはこれまで。
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