「私を1人にしないでね」

嫁さんからだされた結婚の条件が上記の言葉
でした。

最初聞いた時は「当たり前じゃん」と思っていましたが…

元々隠すのが嫌いな嫁が過去の事も含めて僕がプロポーズした時に全て話してくれました。

物心ついた時から両親が離婚してしまい
育ててくれたのは、叔母だったそうです

暫くは2人とも良い関係で暮らしていたそうですが

結構、我の強い叔母のようで…意見の衝突は
度々あったそうです。

ある日嫁に好きな人が出来て結婚したそうですが

叔母がその結婚相手の男性が気に入らなかった
そうで…強制的に離婚させられたそうです。

その時から叔母が信用できなくなり、必要な家具を持ち出し
友達の手伝いもあり実家を出、全く土地勘のない所に住む事
を決め…確執も多々あったため戸籍も抜いたそうです。

その日から嫁は身寄りもなく、本当の一人暮らし
が始まりました。

だから、「私と一緒になっても良い事ないよ?」
「それでもいいの?」と聞いてきました。

聞いた時は本当にビックリしたのが正直な気持ち
でも、好きな気持ちが強いのもあり
過去も全て受け入れると思った為
改めてプロポーズしました。

「俺と一緒の家族になろう」と

居ないなら一緒になった方が寂しくもないし

なによりも好きだったし…

だから「私を1人にしないでね」

これが結婚する時の条件になりました。

子供は出来なかったけど、大喧嘩をしても

お互い歳を取って相手の事がわからなくなっても

僕は忘れない

決して1人にはしないと心に秘めています。

あいつの最後を見届けるのは僕の役目です。

ま〜、当分先ですけどね(笑)

今は自分達が選んだ人生、楽しんで生きていきたいと思います。

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