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「宅急便」という発明をした人の本

おはようございます。シンです。本日は「宅急便という発明をした人の本」について。

あなたは最近本を読んでいますか?今本屋さんに行ったら、どのような本を手に取りますか?職種やライフステージによって選ぶ本は異なると思います。

僕もそうです。小説コーナーに直行するときもあれば、専門書コーナーに直行するときもある。その日の気分で手に取る本は変わります。

そんな中、僕がこの「小倉昌男 経営学」という本を選んだ理由。それは宅急便というサービスが存在していない1976年(ちなみに僕は1993年生まれなのでかすってもいません)に、宅急便事業に思いっきり梶を切った「小倉さんの考え方」を知りたかったから。

今の時代を生きる人からしたら全く想像できない話ですよね。約50年前は「宅急便」というサービスがなかったんですから。信じられますか?あなたが愛媛から東京の親戚に荷物を送るとなれば、荷物列車という列車に荷物を乗せて送っていたとか。

あなたは愛媛県の松山駅に荷物を持って行く。荷物列車に荷物を乗せる。荷物列車はあなたの荷物を東京駅まで運ぶ。親戚は東京駅に荷物を取りに行く。

これが日常だったそうです。

この日常をぶち壊し、イノベーションを起こしたのがヤマト運輸の「宅急便サービス」。自宅から自宅へと荷物を運ぶ画期的(今では当たり前)なサービスです。

まあ、スマホもそうですよね。ガラケーが当たり前だった時代からすると「タッチスクリーンって何?」「携帯で音楽が無限に聴けるの?」「携帯で動画が見放題?」と感動の連続です。

小倉さんは日常のサービスに疑問を持ち、もっと便利なサービスはないかと考え、アイディアを具現化し、チームをつくって「宅配便」という発明をした。まるでIPhoneを創ったスティーブ・ジョブズのように。

僕は小倉さんの本を読むことで彼が当時何を考え、どのように決断し、どのような失敗を経てきたかを知りたい。

前例のないサービスをどのように思いついたのか。勝算はどこにあったのか。確信に変わった瞬間はいつだったのか。拡大するのにどのような挫折があったのか。そしてそれらをどのように乗り越えたのか。

などを知りたい。

僕は本を買う前に最初の数ページを読みます。そして直感的に「これは良いな」と思えば買う。思わなければ買わない。

この本も小倉さんの言葉で、一つ一つ丁寧に書かれているような気がしたので買いました。全15章、72個のテーマに対して小倉さんは真摯に向き合い、読者のために本気で書かれているような気がした。

読む前からワクワクしています。

この本の表紙には「サクセスストーリーを書くつもりはない。乏しい頭で私はどう考えたか、それだけを正直に書くつもりである」という言葉がある。

そういう謙虚な姿勢もたまりませんね。

6月前半はこの本を読んで感じたこと、思ったこと、考えたことを少しずつ発信していきます。

ほんの少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。

それでは良い1日を!

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