就活日記060 厳しい元旦
1月1日(水)今年一番ひどい1日は間違いなく今日だ。一年の計が元旦に無いことを祈る。昨日の酒のせいで片頭痛がひどい、そういうのは年を越してもリセットされない。あけましておめでとうを誰にも言わなかった元旦。
朝から電子版の本を3冊買って電車の中で読んでいた。2時間の旅だ、本は大事。気付くと電車が逆方向に走っている、慌てて乗り換えアプリを開いたら現在地のマーカーは立川を過ぎた辺りでちゃんと目的地に向かっている。
立川と言われると立川に見える、スイッチバックしたんだろうか。気にせず本を読み続けていると中野着いた。確実に戻ってきている、急いで多摩方向に乗り換えてどんなヘマをしたのか理解できた頃には青梅に着いていた。
諸悪の根源は御茶ノ水で乗ったのが青梅特快ではなく、その1分前に出た三鷹行きだったこと。立川だと思っていたのは三鷹でただ終点で折り返しただけだった。乗り換えアプリの野郎は時刻で適当にマーカーを打っている。
青梅での多摩行き乗り換えもかなり待った。雲ひとつ無い完璧な元旦なのに何もうまくいかない。石神前駅から20分歩いて本命の即清寺に行くも法要中で本堂に入れない。火焔光背が見えるから不動だろう、また20分歩く。
調べ直して河辺まで戻り車を借りて塩船観音に行く。ものすごい人だかり、でも本堂は初護摩供中で入れない。鎌倉期の本尊千手観音は外からでも見えるのでそれで我慢。薬師堂のみかんより小さい薬壺を持った薬師がいい味。
元旦の寺は家族連れも多い、お母さんは息子が引いた大吉の中身を噛み砕いて教えている。先生の言うことを聴いて、妹を大事にして、言われたことをすぐやったらいい事が起こると。大吉ってこんなに条件厳しかったっけ。