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連勤日記173日目 休日

10月27日(日)ホテルの朝、半年ぶりのベッドで寝覚めがいい。マットレスにスプリングは必要なんだろう。天気は曇り、部屋は7階なのに景色は良くない。弁当忘れても傘忘れるなはこのへんの格言だっただろうか。

最初の目的地は丹後の札所、成相寺。本尊の厨子は2038年まで締まっているが、平安後期の指が長い聖観音御前立や腹帯地蔵坐像、花びらの様に同心状に手を生やす千手観音が拝める。時間が無くて後ろ髪引かれる。

次は智恩寺、知ってはいたが日本三大文殊の一つに数える本尊は秘仏。成相寺と違って他に見るものが無い。せっかくなので、まだふみもみず天の橋立に踏み入れる。レンタサイクルデートのカップルが微笑ましい。

府道45号の宮津側は車1台がやっと通れる程度の道だ。しばらく進むと小式部ちゃんのお母さん、和泉式部の墓がある。彼女がここに眠ってるとは思えないが畦道のタンポポを供えた。あの人黄色とか似合いそうだし。

今日の本命、由良の如意寺に着いたのは11時前。50年に1度の御開帳の最終日。すぐに護摩法要があるらしく護摩木に願いを書くのをせかされた。本尊は薬師立像、願は健康一択。有名な快慶作地蔵坐像も拝めた。

そこから欲張って丹波高山寺まで舞鶴若狭道で行った。今年の正月にたまたま寄った際に御開帳を知り目を付けていた。こちらは33年に1度。本尊は小ぶりの十一面観音坐像、御住職は鎌倉後期と仰ったがもっと古く感じる。

泊まったホテルの裏手に円隆寺があり、時間が余ったので行ったがとんだ隠し玉だった。釈迦、阿弥陀、薬師の三尊で半丈六に見えたが丈六らしい。団体拝観しかしてないのが惜しい。ここでタイムアップ、明日は埼玉で仕事。

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