横浜ロマポルday2
1週間ぶりの…
…の、ライブ。
おぉ、マジか。
そんな世界線ってほんまにあるんやな。
ライブって、何ヶ月とか何年とかって間があくもんよね?
それが毎週ライブとか、毎週晩ごはんフルコースって話やん。
でもまあ、前週の因島の疲れが残っていて、さすがにこの年になると、疲れを引きずってしまうところもあるけれども、色んな意味での不安が大きかった因島と比べて、天気も問題ないし、気分的には楽だったように思うけれど、まあでも午前中に新幹線で横浜まで行って、ライブ後に夜行バスで戻って来るって言うエクストリーム遠征なので、やっぱり疲れと言う負債は貯めてしまうんだろうな。
またでも、天気は約束された快晴ってだけでも、幾分気分が晴れやかだった。
和歌山から横浜(関内)まで
和歌山からだと、くろしおで新大阪まで出て、そこで新幹線に乗換えるって言うルートが鉄板。和歌山住みのポルノファン的には、距離的な問題から土曜日のライブに参加して一泊、軽く観光して戻って来るってのが安牌なので、さすがに和歌山でポルノファンに遭遇する事はなかったんだけれど、新大阪まで新幹線待ちしてると、隣のベンチにポルノファンが座りまして。
あれだ、小学校の遠足の時に遠足リュック背負ってる同級生見て安心するあの感覚に近くて、「あぁ、今日はライブあるんやな。これからライブに行くんなや。」って気持ちが高まる。
「この人、新幹線でも近くの席だったらおもろいよな。」って思ってたら、自分の前の席って言うミラクルが起きた事は、ここでしっかりと記しておきたい。
新幹線では、新大阪で買った駅弁を食べつつ、取った席が右側だったので富士山チェレンジはできなかったものの、相模湾あたりで海が見られたのかな。一瞬で通り過ぎてしまったけれど、天気が良くて海がキラキラしていた。
新横浜で一旦下りると、基幹駅って事もあって、ポルノファンをチラホラ目撃する事も増えたし、案内看板に「横浜スタジアム」って文字で見えたりして、会場のすぐそばまできてる!
横浜スタジアムまでは、ブルーラインで移動しまして、地上に出ると…、横浜に向かう人、人、人が、ポルノファンポルノファンポルノファン。
行くぞ、行っちゃうぞライブ!!
アリーナか、スタンドか。
ゲート6ってどこだ?
って、何度横浜スタジアムのホームページを見たり、過去ライブでゲート6から入った場合にアリーナになるのか、スタンドになるのかってのをしつこく調べた結果、アリーナになる気がする…ってのが、8割。
でも、傾斜のないアリーナで後方になると、ステージまで遠くてちょっとつらいので、下手なアリーナならスタンドで、ってのが自分と相方の共通認識だったのだけど、前から2ブロック目となるBブロック。席的には左端の塊だったので、ステージセンターからはちょっと遠いんだけど、因島が右端の超後方だったので、それからするとこれは良席だと言って良い。ステージも横に長くて、きっと正面まで来てくれるだろうし、何より正面にはモニターがあるので、視界にこまる事はなかった。
場内SE
自分よりちょっと年上のポルノさんが昔聞いてた、きっとあのミツイシヤさんで出会ったアーティストなんだろうな。全部は覚えていないけど、自分にとっても懐かしいアーティストだったりするので、こういうところにも親近感が沸くんだよな。
まだJapanが付く前のXとか、BARBEE BOYSとか、ジュン・スカイ・ウォーカーズとか、ZIGGYとか、90年代の音。
ポルノファンは個人的に年齢層が広いと思ってるので、ポルノさんが入口でこのあたりのアーティストにも興味を持ってくれると、ちょっとうれしい。というおっさんのつぶやき。
ライブスタート
一曲目は、因島と同じ「おいでよサンタモニカ」で、ここまでは予想通りだったんだけど、二曲目に「ネオメロドラマティック」は完全に予想外。初っ端からいきなりやられた!Twitterでも冒頭のギターのギュイーンでぶち上がった!ってコメント多かったけど、ぼくのテンションもガチ上がり。って言うか、あの場全体のテンション一気にマキシマムになったね。一瞬で空気が変わるって言う瞬間を目撃したね。
ぼくはまだまだ歴も短くて、正直ライブの度に知らない曲があったりするのは、ポルノの芸歴からすると仕方がない事なんだけど、それでもそう云う曲に限って心にグッとくる曲だったり、新しい魅力だったり、切り口を感じる曲な事が多い。
今回だと前半だと、やっぱり「FLAG」かな。
「Hey you 苦しんでいるもん同士
笑っていられる時間を今一緒になってさ 増やしていこう」
ね?
これまさにライブやってる今じゃないかな?
そして出典元のアルバムを調べてみて、Spark2012が入ってるアルバムだって事を知って、いま改めて再生してるんだけど、ぼくはいつになったらSpark2012をライブで聞けるんだろう…。
そしてバタエフでのグッとくる曲枠だった「ギフト」。
今回はきっとやらないと思ってた「Zombies are standing out」。
大阪のリクエステージ以来だった「今宵、月が見えずとも」。
そして、「ひととら」
もうこの曲はだめだ。
桜ソングに外れはないとよく言うけど、ポルノのこれは反則だよ。
だって、故郷を思い、友を思い、昔の恋を懐かしむんだよ。
それを横浜でやるなんて。
因島に帰りの新幹線で相方と話したんだけど、「この曲聴きたいけど、きっとやらないよね。」って。
諦めてた曲のイントロが鳴った瞬間、色々と押さえきれなかった。
押さえるつもりもないけど、案外簡単に決壊したな。
これって、死なないのに走馬灯を見せられると言うか、自分や自分の人生を変えるつもりで和歌山から大阪へ出て大学生をやった自分をちょっと重ねてしまうんだよな…。
と言うか、この曲で一番語りたいのは、しょうもない自分語りじゃなくって、「前夜」と連なるストーリーになってるって事なんだよね。
希望でわくわくしてたり、不安でふわふわしていた青年が都会に出て、色んな壁にぶつかったり、大人になる過程で捨てたもの、そして手の中に残ったもの…きっと自分が望んでたり、願っていたものじゃなかったかもしれないし、願っていたものだったけれど、思っていたものではなかったり、結論として選択は間違いじゃない、間違いにはしたくないから、進むしかない。時が過ぎていく中で、故郷で見た桜の色だけが、くっきりと浮かび上がっていく、この感じ。
ありがとう、この曲が聴けただけで、この場にやってきた価値がありました。
なんとなく「ひとひら」で一人でクライマックスにいっちゃってたんだけど、「ヒトリノ夜」「Jazz up」「ミュージック・アワー Ver. 164」「アゲハ蝶」と、息もつかせぬ曲が続いて、本編ラストはもうこれしかない。
「解放区」
この曲については、ワズビル初日で初聴きして、歌詞を読み進めていく中で、ちょっと語りたいので、さくっと書くとして、「あんたらがおるからワシらは頑張れる」なんて言ってもらえたことが嬉しいんだけど、これってむしろこっちが言う言葉じゃないかな?
ライブの最後に、
「わしらにとってポルノグラフィティとは」
「あなたにとってポルノグラフィティとは」
「また答え合わせしよう」
うん、そうだね。
多分もう答えは出てると思うんだけど。
答えはあってると思うんだけど。
初めてポルノのライブに行ってから、毎回毎回「楽しかった!」「また行きたい!行く!」って思ってる。
そっちが全力で楽しみにくるから、こっちも全力で楽しみに行く。
ね?
答えはあってるでしょ。
でも、答え合わせは必要だよね。
その時まで、また。
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