【SVダブル】きゅうこんセキタンザンと爆速カラミンゴ(シーズン1・3桁順位)
▼はじめに
マスボに到達したので新構築を組もうと思案。
今の環境はとにかく
・じしんがめっちゃ飛んでくる
・気がつくと目の前にはがねタイプがいる(テラスやらサーフゴーやら…)
ということで実は「ひこう」と「かくとう」がそこそこ刺さる。
ひこうとかくとうといえばこの大先輩がいるのだが、
正直サイコシードでかるわざを発動したところで、横のイエッサンはパルデアに来たとたんワイドフォースを没収されてしまい特に何も起こりそうもないし、保険を起動しようにも致命傷になりそう、ということですぐに諦めへ。しかしながら「ひこう/かくとう」は使いたい!、ということで新キャラのこいつである
カラミンゴの夢特性はきょうえん。降臨と同時に隣の能力変化をコピーする。真っ先にイメージしたのはグレンアルマのくだけるよろいだが、グレンアルマ自体がめっちゃ対策されてそうなので避けた。他に何か面白い奴いないかなと思いこいつをピックしてみた。
セキタンザンである。じょうききかんが発動することですばやさが6段階アップ=4倍、これがいかに強いかはガラルで実感している。
水四倍のこいつはダイマックスがないパルデアにおいては少しでも濡れると死にかけるが草テラスタルを使えば怖くない、引き換えに弱点保険が起動しないのできゅうこんを持たせることに。起動役筆頭にパルデアのクイックターンヒーローことイルカマンを選出。イルカマンで草セキタンザンにクイックターンし隣にカラミンゴを出すと1行動でS6段階アップが2体登場となる。なんかいけそうだ、ということでやってみました。
レンタルチーム
パーティー個別紹介
セキタンザン
今回の核であるセキタンザン。草テラスタルとの相性は抜群。こいつをみて炎や氷を打ってくる人はほぼおらず、たいていじしんや適当な水技が飛んでくる。初手からテラスタルを切って隣の蒸気始動を受けて暴れていく。技は最初だいちのちからを入れていたが不一致ということで倒しきれないシーンも多く、これならここぞの熱風はずれを避けるためにかえんほうしゃかなと今の形に。持ち前の体力とCアップ状態での技の通りがよく大活躍してくれた。特に、今は何かと鋼が多いので一致Cアップ炎がとにかく強い。最初きゅうこんは微妙かな、、と思ったけれどめちゃくちゃ強くてほっとしました。ダイマックスがないパルデアは味方殴りが難しいですがテラスタルをうまく使うとやれるなあといういい経験に。ちなみに「え、きゅうこんて何」という方にはこちらを。
イルカマン
蒸気機関の始動と後半のアタッカーを兼務できるこの構築の助演男優賞枠。S100は優秀なラインでスカーフをまきがちなコノヨザルやサザンドラの上を取って隣にクイックターンをぶつけることができる。特に説明の要らない強ポケでウェーブタックルでのごり押しやジェットパンチによる生き残り狩り、サブウェポンのれいとうパンチはドラゴンたちに突き刺さる優秀な枠。テラスタルはほぼ切らないのでなんでもいいかもしれないが攻め強化の水か氷でよかったかもしれない。水の通りが良い構築にとってはいるだけで圧になるイルカマン、今後も活躍しそうですよね。
マニューラ
蒸気機関指導役その2。このゆびや粉などでクイックターンを吸われそうなときやねこだましで何かを止めたいときに起用される。いわゆる不一致高速なみのり枠だがここはドラパルトとの択になる。マニューラの長所はねこだましとアイススピナーによるフィールド破壊、ドラパルトは更なるスピードと猫無効、この辺は好みでもいいのかも。ジェットパンチや後述のふいうちなどを通す意味でアイススピナーはなかなかに便利かつ火力もgood。悪技と迷ったけど壁を割りたいシーンも多かったのでかわらわりに。一回引いて猫を打ち直すなどやはり器用なポケモンだなあとしみじみ。1回だけ使った氷テラスタルアイススピナーはめちゃくちゃ強かったんでもしもの時は使いましょう。
カラミンゴ
蒸気機関発動セキタンザンの隣に降臨し、S実数444となる爆速のフラミンゴ。前述の通りかくとうとひこうは現環境で実はかなり便利なタイプ。その2種をA183からタイプ一致120、S444(何度見てもやばい)から繰り出せるのはシンプルにすごい。いのちのたまのおかげで等倍でも致命傷をぶちこめる上に本当になにもすることが無い時はおいかぜで後述につなげることができる、めちゃくちゃに偉い。尚、追い風がきまるとS888相当となる、なんだかよくわからない。最近増えてきたサザンドラ(鋼化も含む)、地味に飛行が弱点のコノヨザル、気が付くと草タイプになってるグレンアルマ、気が付くと鋼単になっているサーフゴーなど上からタイプ一致弱点を繰り出せる相手が本当に多い。おそらく対面した相手のイメージ以上に強い動きができるポケモン、見た目もなんか弱そうだし。テラスタルは最初はがねで使っていたけど火力がでる一致の飛行に変更。場に出るだけでとなりのステ上昇をもらえるというのはめちゃくちゃに優秀で、今後も色んな事ができそうだなあとワクワクする良ポケです。
マスカーニャ
パルデア御三家で個人的には一番強いと思っている夢マスカーニャ。仕様変更されたとは言え十分強いへんげんじざい、鉢巻きにすることで有利局面の単体突破性能がめちゃくちゃに高く本当に助かる。特にセキタンザンの主力ほのお/いわが通りにくい相手への刺さりっぷりが優秀でかなりの確率で選出した。3回に1回くらいの頻度で出くわす寿司たちにも有利でパーティーの強度をめちゃくちゃに上げてくれている。技構成は一致2種以外は好みだがドラゴンに強く出れるじゃれつく、偵察機能も高くミラーで強いとんぼがえりが個人的にはいいバランスを感じました。ちなみにマスカーニャのS種族値は123、これの上を取れるファイアローとタイカイデンの鳥2種は相対的にめちゃくちゃ強い部類に入るよなあと思います。
ヤドラン
最後はトリル封印枠。ここは最初リキキリンを使っていたのだが封印後の展開をうまくつなげるのが難しく、特にセキタンザンが腐ってしまうという難点があった。そこでなみのりが打てるかつ、トリル封印が可能なヤドランに変更。なかなかに機能してくれた。ステータスはヤドランには珍しい臆病でS調整。これは対面キリンで上から封印を食らうと「封印を封印される」。この禅問答みたいなピンチを回避するとともに、素のセキタンザンの上からなみのりを当てられるという利点がある。特に耐久型で何かを完遂したいわけでもないのでこの構築においては良い調整なんだと思う。特性のおかげで挑発無効、猫はアイテムでケアできるのでほぼ確実にトリルは封印できる。てだすけの枠はサイコキネシスやハイドロポンプなどの打撃、あくびを使って荒らすなどいくつか択はありそう。尚、リキキリン起用も相手によっては悪くは無かったので一応そのパターンのサンプルも掲載しておきます。
▼選出イメージ
表:セキタンザン イルカマンorマニューラ
裏:カラミンゴ マスカーニャorマニューラ
基本選出。クイックターンが吸われない、無理やりジェットパンチで起動したい等の時はイルカマン、イルカマンが出しにくい時はマニューラ。裏はカラミンゴ&マスカーニャが基本筋だが氷打点が多く見えてるときはマニューラも。
表:ヤドラン イルカマンorマスカーニャ
裏:セキタンザン カラミンゴorマスカーニャorマニューラ
トリル系への選出。ヤドランで封印しつつクイックターンかとんぼ返りで相手に一撃を入れつつセキタンザン降臨。2ターン目でなみのり蒸気機関がイメージとなる。イエッサンにはとんぼがえりが突き刺さったり、トリル指導択の隣にいるコノヨザルにふいうちがいいダメージで入るので先発マスカーニャが多かった印象です。
その他
・ヤミカラス+サーフゴーorサザンは比較的苦手対面。思い切って隣に向かってジェットパンチして上から殴る、初手マスカーニャやマニューラで殴るなどがわりかしいい筋でした。
・鉢巻きマスカーニャの技選択を明確にするためにテラスタルしそうな相手の前でしっかり守ってタイプを確認するうごきが結構大事でした。
・マッチングしてどうみてもキツそうな相手には、カラミンゴの飛行テラスタルブレイブバードが高火力でチャンスを作れます。耐久無振りガブリアスはワンパンです。
▼あとがき
マスボ到達後に一回試した「偽装トリル最速ハリテヤマ」で順位が1万位くらいまで落ちたんですがセキタンザンのおかげで3桁まではなんとかなりました。動きがシンプルかつ相手の裏を取れたり、カラミンゴが爆速になったり使っていてとても楽しかったです。シーズン1は年明けまでとまだまだありますのでまた新しい構築を試してみようと思います、ではまた!